ゆ・す【揺す】
[動サ変]琴(きん)を弾くときに、弦を左の指で押してゆすり、余韻を波打たせる。「昼はいと人繁く、なほ一たびも—・し按ずるいとまも心あわたたしければ」〈源・若菜下〉
ゆす‐ぶ・る【揺す振る】
[動ラ五(四)]「ゆさぶる」に同じ。「肩を—・って歩く」
ゆす‐ぶ・れる【揺す振れる】
[動ラ下一]「ゆさぶれる」に同じ。「其カンテラが—・れて」〈漱石・満韓ところどころ〉
ゆすり【揺すり】
1 ゆり動かすこと。「貧乏—」 2 (「強請」とも書く)おどして金品を出させること。また、その者。「—、たかりをはたらく」
ゆすり‐あ・げる【揺すり上げる】
[動ガ下一][文]ゆすりあ・ぐ[ガ下二]ゆり動かしながらしだいに上へあげる。ゆりあげる。「背のザックを—・げる」