あお‐ぎり【青桐】
アオイ科の落葉高木。樹皮は緑色。葉は大形で手のひら状に三〜五つに裂け、柄は長い。夏に、淡黄色の雄花と雌花がまじって咲き、果実は、種子のついた舟形のさやが放射状につく。庭木・街路樹とし、材は楽器・...
あおぎり【青桐】
木崎さと子の短編小説。昭和59年(1984)発表。同年、第92回芥川賞受賞。
あき‐ぎり【秋桐】
シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ20〜50センチ。葉は三角形で、基部は矛(ほこ)形。秋、紅紫色の唇形の花をつける。花が黄色のものはキバナアキギリで、同属別種。
あぶら‐ぎり【油桐】
トウダイグサ科の落葉高木。葉は卵円形で、柄の付け根に2個の蜜腺(みっせん)がある。初夏に紅がかった白い花を群生。種子は平たく、有毒。種子からしぼった油を桐油(とうゆ)という。材は箱や下駄の材料。...
あみもようとうろのきくきり【網模様灯籠菊桐】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。河竹黙阿弥作。安政4年(1857)江戸市村座初演。七之助に犯され娼婦となった奥女中滝川と、本能のままに動く七之助の悪事を描く。通称「小猿七之助」。