あずさ【梓】
1 ㋐ヨグソミネバリの別名。古くは弓を作るのに用いられた。《季 花=春》 ㋑キササゲの別名。 ㋒アカメガシワの別名。 2 「梓弓(あずさゆみ)」の略。 3 「梓巫女(あずさみこ)」の略。 4 ...
し【梓】
《もと梓(あずさ)の板を使ったところから》印刷用の版木(はんぎ)。
し【梓】
[人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]あずさ 〈シ〉 1 木の名。キササゲ。アズサ。「梓宮/桑梓」 2 版木。「上梓」 〈あずさ〉「梓弓」
じょう‐し【上梓】
[名](スル)《梓(あずさ)(キササゲ)の木を版木に用いたところから》 1 文字などを版木に刻むこと。 2 書物を出版すること。「論文をまとめて—する」
そう‐し【桑梓】
《昔、中国で、屋敷の垣根に桑と梓(あずさ)とを植え、養蚕や器具用として子孫に残したという「詩経」小雅・小弁の故事から》父母を敬い、ふるさとを思うこと。転じて、ふるさと。故郷。