む‐じょう【無常】
[名・形動] 1 《(梵)anityaの訳》仏語。この世の中の一切のものは常に生滅流転(しょうめつるてん)して、永遠不変のものはないということ。特に、人生のはかないこと。また、そのさま。「—な人...
むじょう‐かん【無常観】
一切は無常であるとする、ものの見方。
むじょう‐き【無常気】
世の中をはかなく思う心。無常心(むじょうごころ)。「ただ—でをかしうないと」〈浄・歌念仏〉
むじょう‐こう【無常講】
互いに掛け金を積んでおき、葬儀の費用に充てる互助組織。「よく聞けば死ぬるを急ぐ—」〈新増犬筑波集・上〉
むじょう‐ごころ【無常心】
「無常気」に同じ。「浮き世の頼み涙にくれ、—や入相(いりあひ)の鐘」〈浄・寿の門松〉
むじょう【無常】
無常の 〔変わりやすい〕mutable;〔はかない〕 《文》 evanescent,《文》 transient;〔定めない〕uncertainこの世はすべて無常Nothing is certai...
むじょうかん【無常観】
a sense of the evanescence [vanity] of life
むじょうじんそく【無常迅速】
〔人の死〕Death strikes suddenly and mercilessly./〔世の転変〕The world is changing ceaselessly and quickly.
むじょうのかぜ【無常の風】
若くして無常の風に誘われたHe 「left this world [departed this life] at an early age.
むじょうの【無常の】
〔変わりやすい〕mutable;〔はかない〕 《文》 evanescent,《文》 transient;〔定めない〕uncertainこの世はすべて無常Nothing is certain [...