いきり【熱り】
熱気。湯気。いきれ。「コークスが炎天に—を上げて」〈谷崎・悪魔〉
いきり‐た・つ【熱り立つ】
[動タ五(四)]激しく怒って興奮する。「審判の判定に観衆が—・つ」
ほ‐てり【火照り/熱り】
1 顔が熱くなること。また、怒りや恥のために顔の赤くなること。 2 夕焼けで空が赤くなること。「山の端に—せぬ夜は室の浦に明日は日和と出づる船人」〈新撰六帖・三〉
ほとおり【熱り】
1 熱気を発すること。また、その熱気。「—を避りて居たるときに」〈神代紀・下〉 2 「ほとぼり1」に同じ。「早玉の緒も切れ果てて…、—ばかりにて」〈浄・堀川夜討〉 3 「ほとぼり2」に同じ。「泰...
ほとぼり【熱り/余熱】
1 さめきらずに残っている熱。余熱。「かまどに—が残る」 2 高ぶった感情や興奮などのなごり。「いまだ—のさめやらぬ面持ち」 3 事件などがおさまったのち、しばらく残っている世間の関心。「—がさ...