あがり‐ぜん【上がり膳】
人が食べおわって台所へ下げてきた膳。また、神仏へ供えた物を下げた膳。「不断行儀強く(=正シク)育つる故に、仮にも—に気を移さず」〈浮・禁短気・二〉
あげ‐ぜん【上(げ)膳】
自分では何もせずに座ったままで、食事の膳を出してもらうこと。また、そのような恵まれた境遇。「—据え膳」
あげぜん‐すえぜん【上(げ)膳据(え)膳】
自分は座ったままで、食膳を出してもらい、食事がすんだら膳を取り下げてもらうこと。またそのように、すべてのことを他の人にしてもらって、何もしなくてよい境遇。
あわの‐ぜん【粟野膳】
茨城県粟野産の折敷膳(おしきぜん)。かんな目が現れるように漆を薄黄色に塗ってある。水戸折敷(みとおしき)。
いぎ‐の‐おもの【威儀の御膳】
儀式や饗宴(きょうえん)のときに天皇にすすめる御膳。いぎのごぜん。
あげぜんすえぜん【上げ膳据え膳】
彼は上げ膳据え膳の毎日だったHe 「didn't have to lift a finger [was waited on hand and foot] the whole time.
いちぜん【一膳】
飯一膳a bowl of rice箸はし一膳a pair of chopsticks一膳飯屋a diner; a cheap restaurant;《米俗》 a greasy spoon
いちのぜん【一の膳】
the main course (served at the beginning of a formal Japanese meal)
かげぜん【陰膳】
a meal set for an absent person彼女は毎朝戦場の息子の写真に陰膳を供えたEvery morning she formally set a meal before t...
きゃくぜん【客膳】
〔客をもてなす食事〕a meal for a guest;〔客用の膳〕a small tray-like table on which a guest's meal is arranged