いざよい‐ばら【十六夜薔薇】
サンショウバラの園芸品種。落葉低木。葉の付け根にとげを二つもつ。初夏、淡紅紫色の八重咲きの花を開く。花びらの一方が欠けているので、十六夜の月にたとえてこの名がある。挿し木により栽培。
いわがね‐ぜんまい【岩根薇】
イノモトソウ科の常緑、多年生のシダ。山野に生え、高さ0.6〜1.4メートル。葉は羽片が七、八対つき、葉脈は二股に分かれ、平行している。胞子嚢(ほうしのう)は葉の裏面の葉脈に沿って線状につく。
くろ‐つ‐ばら【黒つ薔薇】
クロウメモドキ科の低木。枝の先はとげ状、葉は長楕円形。実は熟すと黒色。日本では本州中部以北にみられる。おおくろうめもどき。うしころし。
こうしん‐ばら【庚申薔薇】
バラ科の常緑低木。主に5月ごろ紅紫色の花を開くが、四季を通じて咲く。名は、ほぼ隔月に庚申が来るように、たびたび花が咲くという意から。中国の原産で、庭園に植えられる。長春花。《季 春》
さんしょう‐ばら【山椒薔薇】
バラ科の落葉低木。箱根・富士地方の山地にみられる。枝にとげが多く、葉はサンショウに似る。初夏に淡紅色の5弁花を枝先に一つずつつける。