あぶ【虻/蝱】
双翅(そうし)目アブ科の昆虫の総称。ハエより大形で、体は黄褐色、複眼は大きい。雌には人畜から吸血するものがある。ウシアブ・メクラアブなどがあり、また、近縁のツリアブ・ミズアブ・ムシヒキアブなどを...
あぶ‐の‐め【虻の眼】
オオバコ科の一年草。湿地に生え、高さ15〜20センチ。葉は長楕円形。夏から秋にかけて、淡紫色の小花を開く。実がアブの目を思わせるので、この名がある。また、茎をつぶしたときの音から、ぱちぱちぐさと...
あぶ‐はち【虻蜂】
アブとハチ。
虻蜂(あぶはち)取(と)らず
二つのものを同時に取ろうとして両方とも得られないこと。欲を出しすぎると失敗することのたとえ。
あむ【虻】
アブの古名。「蜻蛉(あきづ)来て、その—をくひて飛びき」〈記・下〉