あのう【賀名生】
奈良県五條市の丹生川中流の地区。南北朝時代、後醍醐・後村上天皇の行宮(あんぐう)があった。梅の名所。古くは「穴生」「加名生」などと書いた。
かがわ【賀川】
姓氏の一。 [補説]「賀川」姓の人物賀川玄悦(かがわげんえつ)賀川豊彦(かがわとよひこ)
かてん【賀殿】
雅楽の舞曲。唐楽。壱越(いちこつ)調で新楽の中曲。四人舞。曲は承和年間(834〜848)に伝来、舞は林真倉(はやしのまくら)作という。
かも【賀茂/鴨】
京都市北区・左京区にわたる賀茂川流域。上賀茂・賀茂・下鴨の辺り。 [補説]曲名別項。→賀茂
かも【賀茂/加茂】
謡曲。脇能物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。播磨(はりま)の室(むろ)の明神の神職が賀茂神社に参詣すると、御祖神(みおやのしん)と別雷神(わけいかずちのかみ)が現れ、神徳を説く。
かがわ‐げんえつ【賀川玄悦】
[1700〜1777]江戸中期の医師。近江(おうみ)の人。字(あざな)は子玄。本姓は三浦。鍼灸術(しんきゅうじゅつ)をよくしたが、難産を救ったことから助産術を独自に考案し、賀川流産科の祖となった...
かがわ‐とよひこ【賀川豊彦】
[1888〜1960]キリスト教伝道者・社会運動家。兵庫の生まれ。神戸市北本町の貧民街で伝道を開始。労働争議・農民運動・協同組合運動を指導。著「死線を越えて」など。
かも‐の‐まぶち【賀茂真淵】
[1697〜1769]江戸中期の国学者・歌人。遠江(とおとうみ)の人。岡部氏。号、県居(あがたい)。荷田春満(かだのあずままろ)に学び、国学四大人の一人といわれる。田安宗武に仕え、広く古典を研究...
かや‐の‐みや【賀陽宮】
皇族の宮号の一。元治元年(1864)伏見宮邦家親王の第4王子の朝彦親王(中川宮)が創始。のち、久邇宮(くにのみや)と改称したが、明治25年(1892)その王子の邦憲王によって復興。昭和22年(1...
が‐ちしょう【賀知章】
[659〜744]中国、唐の詩人。永興(浙江省)の人。字(あざな)は季真(きしん)。号、四明狂客(しめいきょうかく)。放縦な性格で、酒を好み、李白(りはく)と親交があった。飲中八仙の一人。また、...