あかだ【阿伽陀/阿掲陀】
《(梵)agadaの音写。無病・健康・不死などの意》 1 あらゆる病気を治すという霊妙な薬。阿伽陀薬(あかだやく)。 2 《百薬の長というところから1に通わせて》酒。
あこだ【阿古陀】
1 「阿古陀瓜(うり)」の略。 2 「阿古陀形(なり)」の略。 3 アコダウリの形に似ている古代の香炉。雲煙の形を透かし彫りにした火屋(ほや)を掛けたもの。阿古陀香炉。
あぶだ【頞浮陀】
《(梵)arbudaの音写。もがさの意》八寒地獄の一。厳寒のため、ここへ落ちると全身に水疱(すいほう)が生じるとされる。頞浮陀地獄。
あみだ【阿弥陀】
「阿弥陀仏」に同じ。 1 「阿弥陀笠」の略。 2 「阿弥陀籤(くじ)」の略。 3 「阿弥陀被(かぶ)り」の略。「帽子が額をすべって、やけに—となる」〈漱石・草枕〉
うだ【宇陀】
奈良県北東部にある市。大和高原に位置し山林が豊か。平成18年(2006)1月、大宇陀町・菟田野(うたの)町・榛原町・室生村が合併して成立。人口3.4万(2010)。 奈良県北東地域の称。大和...
あしだ【阿私陀】
《(梵)Asitaの音写》⇒阿私仙(あしせん)
か‐だ【華佗/華陀】
中国、後漢の医師。沛(はい)の譙(しょう)(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は元化。外科手術の名手とされ、麻酔薬を用い、一種の体操療法である五禽戯(ごきんぎ)を考案した。曹操の意に従わず殺さ...
なんだ【難陀】
《(梵)Nandaの音写》 1 釈迦の異母弟。孫陀羅(そんだら)難陀。 2 釈迦の弟子の一。牧牛難陀。 3 唯識十大論師の一。6世紀ごろのインドの仏教学者。 4 「難陀竜王」に同じ。 《(梵...
ぶっだ【仏陀】
⇒ぶつだ(仏陀)
ぶつだ【仏陀】
《(梵)Buddhaの音写。覚者・智者の意》釈迦牟尼(しゃかむに)の称。のちには、修行を積み正しい悟りを得た人の意にも用いられる。ぶっだ。