あくまれいはい【悪魔礼拝】
種村季弘の随筆集。古代から現代に至るヨーロッパの悪魔学の歴史をひもときつつ、近代芸術・文学の成立過程を論じる。昭和54年(1979)刊。
あんさいずいひつ【安斎随筆】
江戸中期の随筆。32巻(10冊)。伊勢貞丈(いせさだたけ)(号は安斎)著。成立年未詳。公家・武家の有職故実などを広く考証。
いちごいちえ【一期一会】
網野菊による随筆風の小説。昭和41年(1966)、引退興行を終えて向かった四国巡礼の旅先で入水自殺した歌舞伎俳優、8代目市川団蔵への追想。昭和42年(1967)刊行。第19回読売文学賞受賞。
いちわいちげん【一話一言】
江戸後期の随筆。56巻。大田南畝(なんぽ)著。安永4年(1775)ごろから文政5年(1822)ごろまでに筆者が見聞した風俗・流行・事件・天災・幕府の文書などを書き留めたもの。
いんえいらいさん【陰翳礼讃】
谷崎潤一郎の随筆。「経済往来」誌の昭和8年(1933)12月号と翌昭和9年(1934)1月号に掲載。薄暗い明かりに象徴される日本の伝統美を論じる。
改める
1〔新しくする〕renew;〔変える〕change契約を改めるrenew a contract12月の末までに規則を改めることになっているThe regulations will [are to...
一種
1〔一つの種類〕a kind, a sort ((of));〔変種〕a variety2〔ある意味で同種と見られること〕この本は一種のガイドブックだThis is a kind [sort] o...
書き集める
これは長年の間に書き集めたもの[随筆/記事]であるThis is a collection of my writings [essays/articles] extending over man...
書き下す
1〔上から順に書く〕write from top to bottom2〔筆のおもむくままに書く〕随筆を一気に書き下すwrite out an essay 「at a stretch [at on...
起承転結
I〔漢詩の絶句の配列〕the four-part structure of (certain) Chinese poetry: introduction, development, turn a...
ずいひつ【随筆】
[共通する意味] ★体験、見聞や日ごろ思う事柄などを、筆のおもむくまま、自由な形式で書き記した文章。[英] an essay[使い分け]【1】「エッセー」は、「随筆」より知性的、思索的文章をさす...
エッセー
[共通する意味] ★体験、見聞や日ごろ思う事柄などを、筆のおもむくまま、自由な形式で書き記した文章。[英] an essay[使い分け]【1】「エッセー」は、「随筆」より知性的、思索的文章をさす...
ずいそう【随想】
[共通する意味] ★体験、見聞や日ごろ思う事柄などを、筆のおもむくまま、自由な形式で書き記した文章。[英] an essay[使い分け]【1】「エッセー」は、「随筆」より知性的、思索的文章をさす...
ぶんだん【文壇】
[共通する意味] ★芸術にかかわる人々が形成している社会。[使い方]〔文壇〕▽華々しく文壇にデビューする▽文壇の大御所〔論壇〕▽論壇をあげて言論の自由を守る〔詩壇〕▽詩壇の登竜門▽詩壇に新風を送...
もちあじ【持ち味】
[共通する意味] ★おもしろみがあって、楽しんだり観賞したりすることができること。また、そういうもの。[英] taste[使い方]〔興〕▽興に乗って歌まで飛び出した▽興をそそられる▽興が醒(さ)...
アジソン【Joseph Addison】
[1672〜1719]英国の随筆家・政治家。18世紀随筆文学の興隆の祖。スティールと共同で「スペクテーター」紙を創刊。
あまの‐さだかげ【天野信景】
[1663〜1733]江戸中期の国学者。尾張藩士。随筆に「塩尻」がある。
アービング【Washington Irving】
[1783〜1859]米国の随筆家・小説家。代表作「スケッチブック」。
いせ‐さだたけ【伊勢貞丈】
[1718〜1784]江戸中期の有職(ゆうそく)故実家。江戸の人。号、安斎。家学の伊勢流を継ぎ、武家の故実を大成。著「貞丈雑記」「安斎随筆」など。いせていじょう。
いながき‐たるほ【稲垣足穂】
[1900〜1977]小説家。大阪の生まれ。天体や文明の利器を題材にした幻想的な異色の作風で注目され、のち少年愛をテーマにした作品を書いた。小説「一千一秒物語」、随筆「少年愛の美学」など。