いい【飯】
米を蒸したり、炊いたりしたもの。麦・粟にもいう。めし。「家にあれば笥(け)に盛る—を草枕旅にしあれば椎(しひ)の葉に盛る」〈万・一四二〉 [補説]古くは米を甑(こしき)で蒸した強飯(こわいい)の...
いい‐うまや【飯駅】
平安時代の男踏歌(おとことうか)で、舞人たちを酒や料理でもてなした所。→水駅(みずうまや)
いい‐がい【飯匙】
飯を盛るためのしゃもじ。いがい。「—取りて、笥子(けこ)の器物(うつはもの)に盛りけるを」〈伊勢・二三〉
いい‐ぎり【飯桐】
ヤナギ科の落葉高木。暖地の山中に自生。葉は卵円形で大きく、裏面が白みを帯びる。雌雄異株で、5月ごろ、緑がかった黄色い花をつける。秋、赤い実が総状に垂れ下がる。昔、葉で飯を包んだという。なんてんぎ...
いいざか‐おんせん【飯坂温泉】
福島市北部にある温泉。摺上(すりかみ)川沿いにあり、泉質は単純温泉・硫酸塩泉。秋保(あきう)・鳴子とともに奥州三名湯の一。
めし【飯】
[共通する意味] ★生命を維持するために毎日習慣的に食べる食べ物。[英] a meal[使い方]〔食事〕スル▽友人と食事する▽三度の食事〔御飯〕▽御飯のしたくをする▽御飯物〔飯〕▽三度のめしも満...
めしたき【飯炊き】
[共通する意味] ★飯を炊くこと。[英] the cooking of rice[使い方]〔飯炊き〕▽単身赴任中は自分で飯炊きをした〔炊爨〕スル▽キャンプでは各自が炊爨する▽飯盒(はんごう)炊爨...
めしびつ【飯櫃】
[共通する意味] ★御飯を入れる木製の容器。[英] a rice tub[使い方]〔飯櫃〕▽飯櫃から飯をよそう〔お櫃〕▽お櫃を抱え込んで食べる〔お鉢〕▽お鉢を一人で空にする[使い分け]【1】日常...
いいおか‐の‐すけごろう【飯岡助五郎】
[1792〜1859]江戸後期の博徒(ばくと)。相模(さがみ)の人。下総(しもうさ)国飯岡(千葉県旭市東部)で飯岡浜一帯を縄張りとし、笹川繁蔵と勢力争いをした。講談・浪曲「天保水滸伝(てんぽうす...
いいお‐そうぎ【飯尾宗祇】
⇒宗祇(そうぎ)
いいざわ‐ただす【飯沢匡】
[1909〜1994]劇作家。和歌山の生まれ。文化学院卒。本名、伊沢紀(ただす)。社会を風刺した喜劇で活躍。作品に「もう一人のヒト」など。「二号」で岸田演劇賞、「五人のモヨノ」で読売文学賞、「夜...
いいじま‐いさお【飯島魁】
[1861〜1921]動物学者。静岡の生まれ。東大教授。海綿・人体寄生虫・鳥など広範囲にわたる研究を行い、日本の近代動物学の基礎を築いた。著「動物学提要」など。
いいじま‐こういち【飯島耕一】
[1930〜2013]詩人・評論家。岡山の生まれ。昭和31年(1956)年、大岡信らとシュルレアリスム研究会を結成。のち、詩作のほか評論や小説など幅広く執筆活動を行った。詩集「ゴヤのファースト・...