うめ【梅】
《「梅」の字音「メ」から変化したものという。平安時代以降「むめ」と表記されることが多い》 1 バラ科の落葉高木。葉は卵形で縁に細かいぎざぎざがある。早春、葉より先に、白・淡紅・紅色などの香りの強...
むめ【梅】
⇒うめ
うめ‐うつぎ【梅空木】
アジサイ科の落葉低木。本州中部の山地にまれにみられ、高さ約1メートル。枝はまばらに出る。葉はやや細長い卵形で先がとがる。初夏、白色の花を下向きに開く。
うめおうまる【梅王丸】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の登場人物。菅原道真に仕える舎人(とねり)で、松王丸・桜丸の兄。
うめ‐が‐え【梅が枝】
梅のえだ。《季 春》「—をはづれて寒き入日かな/蓼太」 [補説]作品名別項。→梅枝
うめ【梅】
an ume; a Japanese apricot(▼一般にplumを用いることが多い)梅見の会an ume-viewing party/a plum-blossom viewing party
うめ【梅】
ume;Japanese apricot;plum[参考]「梅」とplumにはかなり違いがあるようだが、一般的にはplumをあてているケースが多い。実際に使う場合には注意を要する。
うめしゅ【梅酒】
plum liqueur [wine]
うめず【梅酢】
plum vinegar;〔漬け物用の〕salted plum juice
うめのかおり【梅の香り】
the scent of plum
つゆ【梅雨】
[共通する意味] ★六月ごろ集中的に降る雨。またはその時期をいう。[英] the rainy season[使い方]〔梅雨〕(つゆ)▽梅雨に入る▽梅雨が明ける〔梅雨〕(ばいう)▽梅雨前線〔五月雨...
つゆいり【梅雨入り】
[共通する意味] ★梅雨の季節に入ること。[使い方]〔梅雨入り〕スル▽沖縄県地方が梅雨入りした〔入梅〕▽入梅が遅れる[使い分け] 「梅雨入り」が、一般的な語。ふつう、六月初めごろに「梅雨入り」し...
つゆさむ【梅雨寒】
[共通する意味] ★本来寒さの厳しい時期を過ぎて、なお感じられる寒さ。[英] the lingering cold[使い方]〔余寒〕▽春とはいっても、まだ余寒が厳しい〔春寒〕▽春寒の候、お変わり...
つゆばれ【梅雨晴れ】
[共通する意味] ★梅雨の期間中の晴れ間。[英] fine weather during the rainy season[使い方]〔梅雨晴れ〕▽久しぶりに梅雨晴れの一日となった〔五月晴れ〕▽昨...
ばいう【梅雨】
[共通する意味] ★六月ごろ集中的に降る雨。またはその時期をいう。[英] the rainy season[使い方]〔梅雨〕(つゆ)▽梅雨に入る▽梅雨が明ける〔梅雨〕(ばいう)▽梅雨前線〔五月雨...
うめざき‐はるお【梅崎春生】
[1915〜1965]小説家。福岡の生まれ。海軍での体験を通して人間の心理を追究し、戦後文学の代表者の一人となった。「ボロ家の春秋」で直木賞受賞。他に「桜島」「日の果て」「幻化」など。
うめはら‐たけし【梅原猛】
[1925〜2019]哲学者。宮城の生まれ。法隆寺について論じた「隠された十字架」で毎日出版文化賞を受賞。日本古代史を幅広く論じ、多くの著作を残した。劇作家としても活躍し、原作を担当した「ヤマト...
うめはら‐りゅうざぶろう【梅原竜三郎】
[1888〜1986]洋画家。京都の生まれ。浅井忠に師事、フランスに留学してルノワールに学ぶ。二科会・春陽会の創立に参加。その後、国画創作協会(のち国画会)に洋画部を創設。大和絵・琳派(りんぱ)...
ばい‐ぎょうしん【梅尭臣】
[1002〜1060]中国、北宋の詩人。宛陵(安徽省)の人。字(あざな)は聖兪(せいゆ)。技巧をこらした西崑(せいこん)派の詩風に反対し、感情の率直な表出を主張した。「宛陵集」60巻がある。
ばいてい‐きんが【梅亭金鵞】
[1821〜1893]江戸末期・明治初期の戯作者。江戸の人。本名、瓜生政和。滑稽本「七偏人」、人情本「柳之横櫛」などを執筆。維新後は風刺雑誌「団団珍聞(まるまるちんぶん)」の主筆として活躍。