きわめ‐いん【極(め)印】
1 江戸時代、浮世絵版画を刊行する際、検閲済みのしるしとして版画にすられた、丸に「極」の字などの小さな印。 2 古筆などの鑑定のしるしとして、折り紙や極め札に押す印。
ごく‐いん【極印】
1 江戸時代、金・銀貨や器物などの品質の保証、偽造の防止などのために打つ印。 2 動かしがたい証拠・証明。刻印。
ごくいん‐づき【極印付き】
極印が押してあること。また、そのもの。転じて、きわめて確かであるもの。保証付き。きわめつき。「—の悪人」
ごくいん‐もと【極印元】
江戸時代、江戸十組問屋仲間が江戸・大坂間の廻船の航海安全のために設置した役職。船足に極印を打ち、船道具の検査などを行った。
極印(ごくいん)を押(お)・す
そうだときめつける。烙印(らくいん)を押す。極印を打つ。「ひきょう者の—・される」