くり【涅/皂】
1 水底によどむ黒い土。黒色の染料に使用される。「金(こがね)の—に黒まず、蓮(はちす)の水にそまぬが如くなり」〈沙石集・二〉 2 涅色(くりいろ)のこと。「—にすれども黒まざるの理なり」〈風流...
くり‐いろ【涅色/皂色】
染め色の名。黒色。または、黒色に褐色のまじった色。くり。
でっ‐し【涅歯】
鉄漿(かね)で歯を黒く染めること。また、その染めた歯。
ねっ‐し【涅歯】
⇒でっし(涅歯)
ねはん【涅槃】
《(梵)nirvāṇaの音写。吹き消すことの意》仏語。 1 煩悩(ぼんのう)の火を消して、智慧(ちえ)の完成した悟りの境地。一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地。仏教で理想とする、仏の悟...