いとう【伊富魚】
サケ科の淡水魚。全長約1.5メートル。北海道・サハリン(樺太)や沿海州の河川の中・下流域や湖沼に分布。肉食性で、幼魚は水生昆虫を、成魚は他の魚やカエル・ネズミなどを食べる。産卵期は春。食用。
い‐とう【以東】
その地点を含めて、それより東。⇔以西。
いとう【伊東】
静岡県、伊豆半島東海岸の市。温泉保養地で、泉質は単純温泉・塩化物泉など。港は遠洋漁業の根拠地、観光港。ミカン・ツツジの栽培が盛ん。人口7.1万(2010)。
いとう【伊東】
姓氏の一。 [補説]「伊東」姓の人物伊東玄朴(いとうげんぼく)伊東静雄(いとうしずお)伊東深水(いとうしんすい)伊東祐親(いとうすけちか)伊東祐亨(いとうすけゆき)伊東忠太(いとうちゅうた)伊東...
いとう【伊藤】
姓氏の一。 [補説]「伊藤」姓の人物伊藤一刀斎(いとういっとうさい)伊藤永之介(いとうえいのすけ)伊藤熹朔(いとうきさく)伊藤清(いとうきよし)伊藤桂一(いとうけいいち)伊藤計劃(いとうけいかく...
いとう‐いっとうさい【伊藤一刀斎】
近世初期の剣客。生国は伊豆のほか諸説がある。名は景久。鐘巻自斎に師事し、のちに一刀流剣法を創始したといわれる。生没年未詳。
いとう‐えいのすけ【伊藤永之介】
[1903〜1959]小説家。秋田の生まれ。本名、栄之助。東北の貧しい農民の生活を共感を込めて描き、独自の農民文学を開拓。作「梟」「鶯」「警察日記」など。
いとう‐きさく【伊藤熹朔】
[1899〜1967]舞台美術家。東京の生まれ。築地小劇場以来、新劇を中心に舞台美術や映画美術を数多く手がけ、写実的装置を得意とした。舞踊家伊藤道郎の弟、演出家千田是也の兄。
いとう‐きよし【伊藤清】
[1915〜2008]数学者。三重の生まれ。京大・学習院大教授。京大数理解析研究所所長を務めた。確率過程を研究。予測が難しい微粒子の動きを表す「伊藤の公式」とよばれる確率微分方程式は、金融工学に...
いとう‐けいいち【伊藤桂一】
[1917〜2016]小説家・詩人。三重の生まれ。中国での軍隊生活を生かした戦記ものを叙事詩的な手法で描く。「蛍の河」で直木賞受賞。他に「悲しき戦記」「静かなノモンハン」「月下の剣法者」など。芸...