か・す
[接尾]《動詞五(四)段型活用》動詞の未然形に付いて動詞をつくり、そのようにさせるという意を表す。「散ら—・す」「冷や—・す」「なほ思ひの罪逃(の)がら—・し給へ」〈宇津保・蔵開上〉 「然らばこ...
か・す【仮す】
[動サ五(四)]《「貸す」と同語源》 1 仮に与える。「海鳴りに耳を—・しつつ」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉 2 許す。仮借(かしゃく)する。「不法の者があれば…寸毫も—・さず」〈福沢・福翁自伝〉 ...
か・す【化す】
[動サ五]「か(化)する」(サ変)の五段化。「貴重な文化財が火災で灰と—・す」 [可能]かせる
[動サ変]「か(化)する」の文語形。
か・す【和す】
[動サ変] 1 混じり合う。混じり合わせる。調和させる。「失敬の挨拶は、ゴツサイの掛声に—・し」〈逍遥・当世書生気質〉 2 気持ちがなごむ。また、なごませる。やわらげる。「酔(ゑ)ひに—・してこ...
か・す【浸す/淅す】
[動サ四] 1 水にひたす。つける。「秋刈りし室のおしねを思ひ出でて春ぞたなゐに種も—・しける」〈堀河百首〉 2 米を洗う。米をとぐ。〈新撰字鏡〉