エクセ‐ホモ【(ラテン)ecce homo】
《「エッケホモ」とも》 1 「この人を見よ」の意。ユダヤの太守ピラトが民衆の前で、いばらの冠のキリストを指さしていった言葉。新約聖書「ヨハネ福音書」が出典。 2 いばらの冠をかぶったキリストの肖...
おくいり【奥入】
鎌倉時代の注釈書。1巻。藤原定家著。安貞元年(1227)以後の成立とされる。源氏物語の中の故事・出典・引き歌などを考証したもの。源氏物語奥入。定家卿釈。
かき‐い・れる【書(き)入れる】
[動ラ下一][文]かきい・る[ラ下二] 1 余白や行間などに、文字や文を書き加える。書き込む。「出典の原文を—・れる」 2 定められたところに、必要な事項を書き込む。記入する。「住所・氏名を—・...
かんじこう【冠辞考】
江戸中期の枕詞辞書。10巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。宝暦7年(1757)刊。記紀・万葉集の枕詞326語を挙げ、五十音順にならべてその意義・出典・解説をつけたもの。
げんえん【諺苑】
江戸時代の国語辞書。7巻。太田全斎著。寛政9年(1797)成立。俗語・俗諺(ぞくげん)を集めていろはの各音に配し、語釈・出典などを示す。「俚言集覧」はこれを増補改編したもの。
引例
〔用例〕an example;〔引用〕a quotation彼の引例は適当でなかったThe examples he gave were not appropriate.この引例の出典はダーウィン...
脚注
((give)) a footnote脚注を付けるadd footnotes ((to a book))/footnote ((a piece of writing))脚注で引用文の出典を示すこ...
出典
the source引用文は出典を明らかにすることBe sure to give the source of each of your quotations.この句の出典は聖書であるThis p...
資料
material(s);data;source《出典》
authority
[名](複-ties)1 U(事を指図する)権限(解説的語義)職権;(…する)権限≪to do≫under the authority of the law法の支配下でexercise [abu...
しゅってん【出典】
[共通する意味] ★物の出てきたもとのところ。[英] a source[使い方]〔出所〕▽うわさの出所は彼だった▽資金の出所を探る〔出典〕▽この歌の出典は万葉集だ▽出典を明記する[使い分け]【1...
でどころ【出所】
[共通する意味] ★物の出てきたもとのところ。[英] a source[使い方]〔出所〕▽うわさの出所は彼だった▽資金の出所を探る〔出典〕▽この歌の出典は万葉集だ▽出典を明記する[使い分け]【1...
よりどころ【拠り所】
[共通する意味] ★頼り、支えとするところ。[使い方]〔根拠〕▽根拠のない推論▽何を根拠にそんなことを言うのか▽そのように考える十分な根拠がある〔典拠〕▽この引用文の典拠はあの文献だ▽典拠を明示...
げんきょ【原拠】
[共通する意味] ★頼り、支えとするところ。[使い方]〔根拠〕▽根拠のない推論▽何を根拠にそんなことを言うのか▽そのように考える十分な根拠がある〔典拠〕▽この引用文の典拠はあの文献だ▽典拠を明示...
てんきょ【典拠】
[共通する意味] ★頼り、支えとするところ。[使い方]〔根拠〕▽根拠のない推論▽何を根拠にそんなことを言うのか▽そのように考える十分な根拠がある〔典拠〕▽この引用文の典拠はあの文献だ▽典拠を明示...
いちろうえいいつ【一労永逸】
一度苦労すれば、その後長くその恩恵を被り、安楽な生活を送ることができること。また、ほんの少しの苦労で、多くの安楽が得られること。▽「一労」は一度の苦労、少しの苦労。「永」は長くの意。「逸」は安楽・利益の意。「一ひとたび労ろうして永ながく逸やすんず」と訓読する。出典では「一労久逸」とある。
いっこくせんきん【一刻千金】
わずかな時間が千金にも相当する意。時間の貴重なことのたとえ。貴重な時間、よい季節や楽しいひとときなどが過ぎ去りやすいのを惜しんでいう語。また、時間を無駄に過ごすのを戒める語。▽「一刻」はわずかな時間。もとは出典によって、春の夜のひとときが千金にも値するほどすばらしい意。「千金一刻せんきんいっこく」ともいう。
えいかしゅうえい【栄華秀英】
草木の花の総称。▽出典の解説では「栄」は草の花、「華」は木の花、「秀」は花が咲かないで実を結ぶもの、「英」は花が咲いて実を結ばないものという。「華」は「が」とも読む。
かくぶつちち【格物致知】
物事の道理や本質を深く追求し理解して、知識や学問を深め得ること。『大学』から出た語で、大きく分けて二説ある。宋そうの朱熹しゅきは出典を「知を致いたすは物に格いたるに在り」と読んで、自己の知識を最大に広めるには、それぞれの客観的な事物に即してその道理を極めることが先決であると解釈する。一方、明みんの王守仁おうしゅじん(王陽明)は「知を致すは物を格ただすに在り」と読んで、生まれつき備わっている良知を明らかにして、天理を悟ることが、すなわち自己の意思が発現した日常の万事の善悪を正すことであると解釈している。他にも諸説ある。▽「致知格物ちちかくぶつ」ともいう。
きゅうえんとうりん【窮猿投林】
困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。貧窮しているときには俸禄ほうろくや官職などをえり好みしている余裕はないたとえ。▽「窮猿」は追いつめられた猿。「投林」は林に飛び込む意。出典に「窮猿林に投ずるに豈あに木を択えらぶに暇いとまあらんや(追いつめられて林に飛び込んだ猿は、どうしてどの枝によじ登ろうかなどとかまっている余裕があろうか)」とあるのによる。この語は晋しんの李充りじゅうが将軍の参謀に薦められたとき、軍人では家の貧窮が救えないと判断して、それよりも下の位の地方官を選んだときに言ったもの。「窮猿きゅうえん林はやしに投とうず」と訓読する。