しわ‐ぶき【咳き】
[名](スル) 1 せきをすること。また、せき。「病室から軽い—が漏れる」 2 わざとせきをすること。せきばらい。「メエルハイムは—して語りいでぬ」〈鴎外・文づかひ〉
しわぶき‐やみ【咳き病み】
せきの出る病気。「この暁より、—にやはべらむ、頭いと痛くて」〈源・夕顔〉
せき‐あ・げる【咳き上げる/急き上げる】
[動ガ下一][文]せきあ・ぐ[ガ下二] 1 しきりにせきをする。せきこむ。「苦しげに—・げる」 2 涙がこみ上げてむせる。しゃくりあげる。「悲しみのあまり—・げる」 3 感情が高まる。「白状しけ...
せき‐い・る【咳き入る】
[動ラ下二] 1 続けて激しくせきをする。激しくせきこむ。「煙にむせて—・る」 2 しきりにしゃくりあげる。「一度にわっと溜涙(ためなみだ)—・れ咳き上げ歎きしが」〈浄・先代萩〉
せき‐こ・む【咳き込む】
[動マ五(四)]続けてひどくせきをする。咳き入る。「苦しそうに—・む」