し‐もん【四文】
1 銭1文の4倍。 2 安っぽいこと、少しばかりのことのたとえ。「狂歌や誹諧を—ばかりもする人や」〈滑・浮世床・初〉 3 《四文銭の価値がわずかであったところから》軽々しいこと。軽率なこと。副詞...
しもん‐せん【四文銭】
1枚で4文に通用した銭。寛永通宝のうち明和5年(1768)以降鋳造された真鍮(しんちゅう)銭と万延元年(1860)以降鋳造の精鉄銭、および文久3年(1863)以降鋳造の文久永宝の総称。裏に波紋が...
四文(しもん)と◦出(で)る
軽々しく人の話に横から口を出す。「何でも—◦出たがるから不便(ふびん)だ」〈滑・浮世床・初〉
しもん‐や【四文屋】
江戸末期、4文均一の食べ物や品物を売った大道商人。また、その店。