あい‐さ【秋沙】
《「あきさ」の音変化》カモ科アイサ属やミコアイサ属の総称。くちばしは細長く、縁が鋸歯(きょし)状。潜水が巧みで、魚を捕食。日本では冬鳥であるが、北海道で繁殖するものもある。ウミアイサ・カワアイサ...
あい‐づち【相槌/相鎚】
1 鍛冶(かじ)で、二人の職人が交互に槌を打ち合わすこと。あいのつち。 2 相手の話にうなずいて巧みに調子を合わせること。「聞く人なげに遠慮なき高声、福も—例の調子に」〈一葉・われから〉
あきない‐ぐち【商い口】
1 商品を売り込む所。得意先。「協力して—をふやす」 2 物を商うための巧みな話しぶり。「—利(き)きて、親のゆづり銀をへらさぬ人ならば」〈浮・永代蔵・一〉
あくしょ‐おとし【悪所落とし】
馬に乗って険しい坂道を走り降りること。また、それに巧みな人。「究竟の荒馬のり、—」〈平家・九〉
あざむ・く【欺く】
[動カ五(四)] 1 言葉巧みにうそを言って、相手に本当だと思わせる。言いくるめる。だます。「敵を—・く」「まんまと—・く」 →騙(だま)す[用法] 2 (「…をあざむく」の形で)…と負けずに張...
鮮やか
1〔色・形などが際立っている様子〕鮮やかな vivid; bright鮮やかな赤bright [brilliant] red鮮やかな木の緑the 「fresh green [《文》 verdur...
あしらい
1〔扱い,応対〕treatment彼らから手荒なあしらいを受けたI received rough treatment from them.いたずらっ子のあしらいが上手だShe is good a...
あしらう
1〔応対する,扱う〕treat; handle客を丁重にあしらったThey treated [received/entertained] the guest politely.私をじゃけんにあし...
文
I〔模様や彩り〕designs and coloring目にもあやな紅葉brilliantly colored maple leavesあやなす⇒あやなす(綾なす)II1〔筋道・入り組んだ仕組み...
如何様
〔ぺてん〕a hoax, a fraud,《文》 (an) imposture;〔偽物〕a counterfeit,《口》 a fake;〔勝負での〕foul playいかさまの false, ...
たくみ【巧み】
[共通する意味] ★手際がよく、技術的にすぐれているさま。[使い方]〔巧み〕(形動)▽巧みな演技▽追及を巧みにかわす〔上手〕(名・形動)▽上手な字▽歌うのが上手な人▽彼は踊りが上手だ〔うまい〕(...
じょうず【上手】
[共通する意味] ★手際がよく、技術的にすぐれているさま。[使い方]〔巧み〕(形動)▽巧みな演技▽追及を巧みにかわす〔上手〕(名・形動)▽上手な字▽歌うのが上手な人▽彼は踊りが上手だ〔うまい〕(...
うまい
[共通する意味] ★手際がよく、技術的にすぐれているさま。[使い方]〔巧み〕(形動)▽巧みな演技▽追及を巧みにかわす〔上手〕(名・形動)▽上手な字▽歌うのが上手な人▽彼は踊りが上手だ〔うまい〕(...
そうじゅう【操縦】
[共通する意味] ★自分の思いのままに何かを動かすこと。[英] operation[使い方]〔運転〕スル▽溶鉱炉の運転を再開する▽車の運転を習う▽安全運転〔操る〕(ラ五)▽ハンドルを巧みにあやつ...
じょうたつ【上達】
[共通する意味] ★繰り返し練習して巧みになること。[英] progress; proficiency[使い方]〔上達〕スル▽ピアノが上達した▽上達が速い〔熟練〕スル▽熟練を要する仕事▽熟練工〔...
いっしゃせんり【一瀉千里】
流れのきわめて速い形容。転じて、文章や弁舌などが巧みでよどみのないことのたとえ。また、物事が一気にはかどることのたとえ。物事が調子よく速やかに進み片付くたとえ。▽「瀉」は水が下に流れ注ぐ意。勢いよく流れ下ること。水が一気に千里もの距離を流れ下る意。
うんきんせいふう【運斤成風】
非常に巧みですばらしい技術のこと。また、それをもつ職人。手斧ておのを振るって風を巻き起こす意。▽「運斤」は斧を振るうこと。「斤」は手斧の意。「成風」は風を起こすこと。風を起こすほど勢いよく振りまわす意。「斤きんを運めぐらし風かぜを成なす」と訓読する。
かんねいじゃち【奸佞邪智】
心がひねくれて、ずるがしこく立ち回ること。またその人。▽「奸佞」は心がねじけてへつらうこと。「奸」は心がねじけて正しくない意。「佞」はおもねる。また、口先や態度は巧みだが心はねじけている意。「邪智」は悪知恵。「奸」は「姦」、「智」は「知」とも書く。「邪智奸佞じゃちかんねい」ともいう。
がいこうないしつ【外巧内嫉】
表面上は巧みにとりつくろっているが、内心ではねたんでいること。▽「外巧」は外面上美しく巧みに飾り立てていること。「嫉」はねたむ意。
がっしょうれんこう【合従連衡】
その時の利害に従って、結びついたり離れたりすること。また、その時勢を察して、巧みにはかりごとをめぐらす政策、特に外交政策のこと。もとは中国戦国時代、蘇秦そしんの合従策と張儀ちょうぎの連衡策のことをいう。▽「従」は縦たての意。「合従」は南北に連なった趙ちょう魏ぎ韓かん燕えん斉せい楚その六国が、縦の連合をして強国秦しんに対抗する策で、蘇秦が提唱した。「衡」は横の意。「連衡」はこの六か国が秦とおのおの横に同盟を結んで、国を維持しようとした策で、張儀の政策。「従」は「縦」とも書く。
うめただ‐みょうじゅ【埋忠明寿】
[1558〜1631]桃山時代の刀工・鐔工(つばこう)。京都の人。埋忠家初代。新刀の開祖。特に刀身の彫り物にすぐれ、鐔作りでも象嵌(ぞうがん)色絵の技に巧みで「葡萄胡蝶文象嵌鐔」は有名。うめのた...
おかもと‐きはち【岡本喜八】
[1924〜2005]映画監督。鳥取の生まれ。本名、喜八郎。「結婚のすべて」で監督デビュー。巧みなカットによるテンポのよい娯楽作品を多く手がけた。代表作「独立愚連隊」「肉弾」「江分利満(えぶりま...
おぐり‐ふうよう【小栗風葉】
[1875〜1926]小説家。愛知の生まれ。本名、加藤磯夫。尾崎紅葉の門下。構成の巧みさと美文体を特色とするが、自然主義風の作品も発表。「亀甲鶴(きっこうづる)」「恋慕(れんぼ)流し」「青春」など。
カブール【Camillo Benso conte di Cavour】
[1810〜1861]イタリアの政治家。サルデーニャ王国の首相としてクリミア戦争に参加、ナポレオン3世との密約など、巧みな外交政策と、共和主義的なガリバルディらの運動の懐柔によってイタリア統一を...
きねや‐ろくざえもん【杵屋六左衛門】
長唄三味線方・唄方。杵屋宗家。 (別家9世)[?〜1819]三味線方。8世宗家喜三郎の養子で、別家を興す。「小原女」「越後獅子」などを作曲。 (別家10世)[1800〜1858]三味線方。長...