アパルトヘイト【(アフリカーンス)apartheid】
《分離・隔離の意》南アフリカ共和国で行われてきた、白人支配者層による有色人種に対する人種差別・隔離政策。1948年に法制化されて以来、強力に推進されたが、国内の差別撤廃闘争の激化とともに激しい国...
アフリカ‐れんごう【アフリカ連合】
《African Union》アフリカ統一機構(OAU)のあとを受け、2002年7月に発足した地域機関。EU(欧州連合)をモデルとし、OAUよりも強力な機構を目ざしたもの。域内の政治的・経済的・...
イー‐エム‐ピー【EMP】
《electromagnetic pulse》強力なパルス状の電磁波。雷や大規模な太陽フレアのほか、高高度における核爆発によって生じる。
イー‐ティー‐アール【ETR】
《engineering testing reactor》工学試験炉。試験用原子炉の一つで、強力な放射能を原子炉の材料にあてるための装置。
エア‐パワー【air power】
1 一国の空軍力。また、強力な航空戦力を持つ国。空軍国。 2 航空に関する国家の総体的な能力。
強力
強力な strong; powerful強力なチームa strong team強力なポンプa powerful pump強力な後援者「a powerful [an influential] su...
きょうりょくな【強力な】
strong; powerful強力なチームa strong team強力なポンプa powerful pump強力な後援者「a powerful [an influential] suppo...
巨弾
I〔大きな砲弾〕a huge [heavy] shellII〔強力な攻撃〕彼は会社の無責任な運営に巨弾を投じたHe made a bombshell attack on the irrespon...
強力
1〔強い力〕great physical strength強力無双の男a man of Herculean strength2〔登山案内や荷物を運ぶ人〕a mountain guide [car...
線
I1〔細長いすじ〕a line平行線a parallel line線を引くdraw a line/〔下線を〕underline ((a word))該当する語を線で囲むこと「Draw a lin...
つよい【強い】
[共通する意味] ★力や勢いがあり、他にすぐれているさま。[英] strong; powerful[使い方]〔強い〕(形)〔強力〕(形動)〔強大〕(名・形動)[使い分け]【1】「強い」は、力、勢...
きょうりょく【強力】
[共通する意味] ★力や勢いがあり、他にすぐれているさま。[英] strong; powerful[使い方]〔強い〕(形)〔強力〕(形動)〔強大〕(名・形動)[使い分け]【1】「強い」は、力、勢...
きょうだい【強大】
[共通する意味] ★力や勢いがあり、他にすぐれているさま。[英] strong; powerful[使い方]〔強い〕(形)〔強力〕(形動)〔強大〕(名・形動)[使い分け]【1】「強い」は、力、勢...
あかぼう【赤帽】
[共通する意味] ★荷物運びや案内を仕事とする人。[英] a redcap《米》; a porter[使い分け]【1】「赤帽」は、駅の構内で乗降客の荷物を運ぶ人のこと。赤い帽子をかぶっているとこ...
だは【打破】
[共通する意味] ★物事が進展するように、差し障りになるものを打ち破り、取り除くこと。[英] a break[使い方]〔打開〕スル▽難局を打開する〔突破〕スル▽警戒網を突破する〔打破〕スル▽因習...
アデナウアー【Konrad Adenauer】
[1876〜1967]ドイツの政治家。第二次大戦後、キリスト教民主同盟の党首となる。1949年、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)初代首相となり、米国の強力な軍事的、政治的支援の下に復興を進めた。→エ...
かのう‐ほうがい【狩野芳崖】
[1828〜1888]日本画家。山口の生まれ。幼名、幸太郎。別号、松隣・勝海など。狩野雅信に学び、狩野派の伝統を受け継ぎ、明治初期、フェノロサに見いだされ、日本画革新運動の強力な推進者となった。...
チャーチル【Winston Leonard Spencer Churchill】
[1874〜1965]英国の政治家。保守党から自由党に転じ、第一次大戦をはさんで商相・内相・海相・陸相・植民地相を歴任後、保守党に復帰。第二次大戦には首相として強力な指導力を発揮して連合国を勝...
にった‐じろう【新田次郎】
[1912〜1980]小説家。長野の生まれ。本名、藤原寛人(ひろと)。気象台勤務の経験を生かした山岳小説で人気を集め、昭和を代表する作家となる。また歴史小説の大作でも知られる。「強力伝(ごうりき...
胃の構造とはたらき
胃は袋状の臓器で、長さは成人で約25㎝。からだの中心よりやや左よりの、左上腹部からへその間に位置しています。 胃の容積は、空腹時には50ml以下ですが、食後には1.5l、詰め込めば2lにもなります。口腔から肛門まで連なる消化管のなかで、もっとも大きな容積をもつ臓器が胃です。 胃は食道から送られてきた食べ物を消化しながら、小腸の受け入れを待ちます。そして、少しずつゆっくりと、粥状になった食べ物を小腸の最初の部分である十二指腸へ送り出します。このように、食べ物を一時的に蓄えること、胃液(塩酸とペプシン)によって、たんぱく質を分解することが胃の二大機能です。 食べ物が胃を通過するのに要する時間は、液体ならば数分以内、固形物では1~2時間程度です。しかし、脂肪を多く含む脂っこい食べ物は、3~4時間ほど胃にとどまります。 食道とつながる胃の入り口部分を「噴門」、胃の天井に当たる部分を「胃底」、胃の大部分を占める中央部を「胃体」、そして十二指腸とつながる胃の出口部分を「幽門」と呼びます。 幽門は括約筋という筋肉でできています。括約筋は輪状の筋肉で、胃の出口を閉じたり開いたりすることによって、胃の内容物の貯留・排出を調節しています。「括る」という文字にあるように、バルブのような役割をもつ筋肉といってもよいでしょう。 幽門は、食べ物が中性か弱酸性ならば開きますが、強い酸性の場合は、十二指腸の内壁が酸でただれないよう、反射的に閉じるようになっています。 胃液は、胃の内側を覆う粘膜の「胃腺」から分泌されます。胃腺には、①「塩酸」を分泌する「壁細胞」、②「ペプシノーゲン」「胃リパーゼ」を分泌する「主細胞」、③胃壁を守る「粘液」を分泌する「副細胞」の3つの細胞があります。胃底部や胃体部の胃腺からは塩酸やペプシノーゲンが多めに分泌され、噴門と幽門の胃腺からは粘液が多めに分泌されます。 塩酸、ペプシノーゲン、粘液が合わさって胃液となりますが、塩酸には食べ物を殺菌して、腐敗・発酵を防ぐはたらきがあります。 ペプシノーゲンは、たんぱく質を分解する強力な消化酵素「ペプシン」の前駆物質です。 ペプシノーゲンは、壁細胞が分泌する塩酸に活性化されて、ペプシンに変化して初めて機能します。副細胞が分泌する粘液は、塩酸で胃壁がただれないよう防御する役割を果たします。
食べ物が胃へ運ばれるしかけ
食道の役割は、口のなかで噛み砕かれた食べ物や水分を、胃へ送り込むことです。 ただ、食べ物は、自然に胃へと流れ落ちるわけではありません。食道のうねうねとした運動-蠕動運動によって、強制的に胃へと運ばれるのです。そのため、横になっていても、たとえ逆立ちしていたとしても、重力に関係なく食べ物は胃へ運ばれます。 食道の蠕動運動を担っているのは、食道壁にある固有筋層です。輪状筋が上から順に次々と収縮運動をすることで、ゆっくりと食べ物を胃へと押し運んでいきます。食べ物が食道を通過する時間は水分で1~10秒、固形物で30~60秒。胃に届くまでは水分で1秒、固形物で5~6秒です。 一方で、食道には胃からの逆流を防ぐ"防御機能"も備わっています。食道と胃の接合部である「噴門」に、「下部食道括約筋」があり、胃への入り口の開閉を調節しているのです。 括約筋とは、収縮することで管状の器官を閉じる作用をもつ筋肉のことで、ふだんは下部食道括約筋が収縮して、噴門が閉じられています。 しかし、食べ物が噴門に到達すると、下部食道括約筋がゆるんで噴門が開き、食べ物を胃へと通します。そして、食べ物が通過すると、噴門は再び閉じます。これを「噴門反射」といいます。 「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」という諺がありますが、食道の粘膜の感覚は、あまり敏感ではありません。しかし、食べ物や飲み物の刺激には鈍感でも、実際には熱いものや強いアルコール、たばこなどの影響によって、食道の粘膜は障害されます。 とくにアルコールやたばこによる過剰な刺激は、食道炎や食道がんの原因にもなります。食べ物を飲み込むときに痛みがある、しみたり、つかえる感じがあるなどの場合は要注意です。 食道の粘膜には、胃液に含まれる強力な酸や消化酵素を防御する機能はありません。そのため、胃液の逆流にさらされていると、容易に粘膜が傷害されてしまいます。 胃液が逆流する原因は、下部食道括約筋がうまく働かないことが考えられます。また、胃の上部が横隔膜の上に脱出した状態になる「食道裂孔ヘルニア」(235頁)も、胃液を逆流させる大きな原因となります。