き【杵】
きね。「此の粉舂(こつき)の女ども、此の音を聞きて、—と云ふ物を提(ひさげ)て」〈今昔・二六・二三〉
きつき【杵築】
大分県、国東(くにさき)半島南部にある市。江戸時代、松平氏の城下町。柑橘(かんきつ)類のほかイチゴ・花卉栽培が盛ん。平成17年(2005)10月、大田村・山香町と合併。人口3.2万(2010)。
きつき‐し【杵築市】
⇒杵築
きづき‐の‐みや【杵築宮】
高皇産霊神(たかみむすひのかみ)が大国主命(おおくにぬしのみこと)のために建てたといわれる殿舎。現在の出雲大社の起こりと伝える。
き‐ね【杵】
《「ね」は接尾語》 1 臼(うす)に入れた穀物などをつくための、木製の道具。脱穀や餅つきなどに用いる。 2 紋所の名。1をかたどったもの。
きねや‐かんごろう【杵屋勘五郎】
長唄三味線方。 (3世)[1815ころ〜1877]前名、11世六左衛門。通称、根岸の勘五郎。作曲にすぐれ、音曲の故実にも通じていた。「四季の山姥(やまんば)」「橋弁慶」などを作曲。 (5世)...
きねや‐さきち【杵屋佐吉】
[1884〜1945]長唄三味線方。4世。劇場に出演する一方、お座敷長唄の普及に努めた。また、大三味線や電気三味線を試作。
きねや‐ろくさぶろう【杵屋六三郎】
[1779〜1856]長唄三味線方。4世。作曲・演奏両面にすぐれ、長唄中興の祖といわれる。7世市川団十郎の知遇を得て「勧進帳」などを作曲。
きねや‐ろくざえもん【杵屋六左衛門】
長唄三味線方・唄方。杵屋宗家。 (別家9世)[?〜1819]三味線方。8世宗家喜三郎の養子で、別家を興す。「小原女」「越後獅子」などを作曲。 (別家10世)[1800〜1858]三味線方。長...