アコニチン【aconitine】
トリカブトの根に含まれるアルカロイドの一。猛毒で神経麻痺作用がある。
アテロームけっせんせい‐こうそく【アテローム血栓性梗塞】
頭蓋内外の頸動脈など比較的太い動脈のアテローム硬化を原因とする脳梗塞。血管の中で粥状に固まったコレステロールが動脈の血栓や硬化を引き起こす。高血圧や糖尿病などの生活習慣病が危険因子とされる。失語...
アデム【ADEM】
《acute disseminated encephalomyelitis》麻疹・水痘・ムンプス(流行性耳下腺炎)・インフルエンザなどのウイルス感染や、狂犬病・種痘などのワクチン接種の後に、まれ...
あへん【阿片/鴉片】
《(英)opiumの中国の音訳から》 1 ケシの未熟な果実からとれる乳液を乾燥させた茶褐色の粉末。モルヒネを多量に含み、代表的麻薬の一種。鎮痛・催眠作用がある。常用すると中毒となり廃人同様となる...
いっかせい‐のうきょけつほっさ【一過性脳虚血発作】
脳の一時的な循環障害によるさまざまな症状。片麻痺(へんまひ)・手足のしびれ・失語・視力障害などがみられるが、数分間から24時間以内には消える。脳梗塞の前兆とされる。TIA(transient i...
金銭
money;〔現金〕cash金銭上のmonetary/《文》 pecuniary金銭上の問題a matter [question] of money金銭上の利益financial profit彼...
きんせんかんかく【金銭感覚】
彼は金銭感覚がないHe has no sense of the value of money.金銭感覚が麻痺しているbe insensitive to the actual value of m...
崩れ
1〔壊れた所〕塀の崩れから通りが見えるThe street can be seen through the opening where the wall has collapsed.2〔散会者〕...
痺れる
I〔麻痺まひする〕become numb;〔電気で〕receive an electric shock寒さで手足がしびれたMy hands and legs were numb with col...
小児
an infant; a small child ⇒ようじ(幼時),ようじ(幼児)小児的な考え「an infantile [a childish] idea小児科pediatrics小児科医a ...
しびれる【痺れる】
[共通する意味] ★体の感覚がなくなったり、自由がきかなくなる。[英] to be paralysed[使い方]〔痺れる〕(ラ下一)▽長時間正座していたので足がしびれた〔麻痺〕スル▽病気の後遺症...
まひ【麻痺】
[共通する意味] ★体の感覚がなくなったり、自由がきかなくなる。[英] to be paralysed[使い方]〔痺れる〕(ラ下一)▽長時間正座していたので足がしびれた〔麻痺〕スル▽病気の後遺症...
きゅうし【急死】
[共通する意味] ★急に死ぬこと。[英] a sudden death[使い方]〔急死〕スル▽心臓麻痺(まひ)で急死した▽急死の知らせがとどく〔急逝〕スル▽急逝の報に驚いた▽恩師が今朝急逝した〔...
きゅうせい【急逝】
[共通する意味] ★急に死ぬこと。[英] a sudden death[使い方]〔急死〕スル▽心臓麻痺(まひ)で急死した▽急死の知らせがとどく〔急逝〕スル▽急逝の報に驚いた▽恩師が今朝急逝した〔...
とんし【頓死】
[共通する意味] ★急に死ぬこと。[英] a sudden death[使い方]〔急死〕スル▽心臓麻痺(まひ)で急死した▽急死の知らせがとどく〔急逝〕スル▽急逝の報に驚いた▽恩師が今朝急逝した〔...
脊髄と脊髄神経のしくみ
脊髄の太さはほぼ小指大。長さ40~50cmの白くて細長い円柱状の器官です。 頭蓋骨に囲まれている脳と、背骨の脊柱管のなかに納まる脊髄は、神経管という1本の管を原型に進化したものです。神経管の前端がふくらんで脳となり、脊髄はその原型を残しています。 脊髄の断面では、中央に神経管の孔にあたる"中心管"という小さな孔があります。 中心管のまわりは神経細胞が集まり、灰白質になっており、灰白質はHの形をしています。その腹側のでっぱりに前角といい、筋を動かす神経細胞体が集まっています。 灰白質の周囲は白質になっていて、ここには脳の各部と脊髄を結ぶ神経線維が集まっています。 脊髄を保護するしくみは2重構造になっています。外層に位置する脊椎骨組織の内側には、脊髄を包む内層があり、硬膜、くも膜、軟膜の3層からなっています。 脊髄神経は、脊髄から31対出ている神経です。 脊椎の部位にあわせ、頸神経(8対)、胸神経(12対)、腰神経(5対)、仙骨神経(5対)、尾骨神経(1対)に区分されています。1対ずつ前面から出る"前根(運動神経)"と、後面から出る"後根(知覚神経)"があります。 脊髄の長さは脊柱管よりも短く、腰椎の1番程度までであり、その先は脊髄神経のみからなっています。 脊髄には、脳への信号、脳からの信号を伝える神経線維が通っているため、脊髄の一部が損傷すると、それより下の部位は脳と連絡できず、運動麻痺と知覚麻痺をおこします。
脳の病気の仕組み(脳梗塞・脳卒中・脳血栓症)
脳は全血液の約15%にも及ぶ大量の血液を必要とします。脳の血管が詰まって血流がとどこおったり、血管が破裂して出血するなどのトラブルが生じると、その部分の脳細胞は破壊され、意識障害や麻痺など、さまざまな症状が突然現れる「脳卒中」が引き起こされます。 脳は硬膜、くも膜、軟膜の3つの膜に覆われています。これらの膜と膜の間で出血がおきたり、俗にいう脳ミソ(脳実質)のなかでおきた出血を総称して「頭蓋内出血」といいます。頭蓋内出血は"外傷性"と"非外傷性"に分けられます。 頭蓋内出血に陥ると、突然からだの左右いずれかに運動麻痺や感覚麻痺が生じ、多くの場合は意識障害を伴います。症状が進行性の場合には、大量の出血があり、脳のヘルニアをおこして呼吸停止に至ります。図は、くも膜の下で出血した(くも膜下出血)脳の底面の様子です。 脳の血管が著しく狭くなったり、詰まるなどして血流がとどこおり、とどこおった先の脳細胞が壊死した状態を「脳梗塞」といいます。脳梗塞には、「脳血栓症」と「脳塞栓症」の2つのタイプがあります。 脳梗塞は前兆なしに突然おこることもありますが、前兆があるケースも少なくありません。「片方の手足がしびれる」、「急に手の力が抜けてものを落としてしまう」、「めまいでまっすぐに歩けない」、「ろれつが回らない」、「人の話をよく理解できない」、「文字が思うように書けない」、「一時的に物が見えにくくなる」などは、脳梗塞の前兆でおこることがあります。 動脈硬化により脳に血栓ができ、脳の血管が詰まったもの 心臓など脳以外の部位でできた"血栓"が流れてきて、脳の血管を詰まらせたもの