びったれおどし (福岡の方言)
初秋の冷気。 びったれおどしがくる(晩夏・初秋のころの冷気が来て初冬のしたくを急がせる)「びったれ」は「無精な女」の意。
びびしゃんこ (宮崎の方言)
肩車。 こんね、びびんしゃんこにのするどー(来なさい、肩車に乗せるよ)諸県では「びんずい」、延岡では「てんぐるま」。
びゃくくむ (神奈川の方言)
がけが崩れる。 あすこはなー、びゃくガくんでるからよー、とーれやしねーよ(あそこはね、がけが崩れているからね、通ることはできないよ)
びゃっこ (秋田の方言)
少し。ちょっと。 びゃっこしけでけれ(ちょっと手伝ってくれ)「ばっこ」とも。
〜びゃー (徳島の方言)
〜ばかり。〜しか。 これびゃーかのこっとらんの(これだけしか残っていないの)少ない様を表す。山分では「〜ば」。
びりんべー (神奈川の方言)
火の気のまじった熱い灰。 びりんべーに、入れてよー、芋ー焼くべーか(熱い灰の中に、芋を入れて焼こうか)
びんた (熊本の方言)
頭。 先生、びんたん痛かで暇くだっせ(先生、頭が痛いから休暇をください)天草では「かんぱ」。
びんた (鹿児島の方言)
頭。首から上。 びんたがうっ(頭痛がする)びんたんけ(頭の毛)かつおんびんた(カツオの頭の部分の料理)
びんだれ (愛媛の方言)
服装などのだらしない人。 ズボンからシャツ出して、びんだれじゃのー(ズボンからシャツを出して、だらしないなあ)原義は「鬢垂れ」。南予では「びったれ」。
びんちょ (千葉の方言)
対のものが揃っていないこと。 おめー靴下びんちょに履いてるぞ(お前が履いている靴下は左右揃っていないぞ)