かめだ‐はんとう【亀田半島】
北海道南西部、渡島(おしま)半島の南東部を占める半島。津軽海峡と太平洋に面する。半島一帯はコクガンの越冬地。
かめだ‐ほうさい【亀田鵬斎】
[1752〜1826]江戸後期の儒学者。江戸の人。名は長興。別号、善身堂。井上金峨に学ぶ。朱子学を批判し、異端者として寛政異学の禁に触れ、門人を失った。書・詩作にもすぐれた。著「論語撮解」「善身...
かめのうえ‐の‐やま【亀の上の山】
《「列子」湯問に、天帝の命により15匹の大亀が首で支えているとあるところから》蓬莱(ほうらい)山の異称。亀山(かめやま)。
かめ‐の‐お【亀の尾】
1 《形が亀の尾に似るところから》尾骶骨(びていこつ)(尾骨)のこと。「背中の—のずん(=マンナカ)に是(こ)れほどな疣(いぼ)がある」〈浄・歌祭文〉 2 格天井(ごうてんじょう)に使う湾曲した部材。
かめ‐の‐かがみ【亀の鑑】
《「亀鑑(きかん)」を訓読みにした語》手本。規範。「あづまの—にうつさば、曇らぬ影もや現はるると」〈十六夜日記〉
かめ‐の‐こ【亀の子】
1 子供の亀。また、小さい亀。《季 夏》「—の歩むを待って引きもどし/汀女」 2 「亀の甲1」に同じ。 3 幼児を背負うときに羽織る綿入れ。
かめ‐の‐こう【亀の甲】
1 亀のからだを覆う角質の硬い殻。甲羅。かめのこ。 2 六角形が前後左右に連続した模様。きっこう。 3 ベンゼン環のこと。六角形をなすのでいう。 4 波しぶきを防ぐために船首につける厚板の囲い。...
亀(かめ)の甲(こう)より年(とし)の劫(こう)
《「劫」はきわめて長い時間。「甲」と「劫」と音が通じるところからいう》長年の経験が貴重であるということ。亀の甲より年の功。
かめのこ‐しばり【亀の子縛り】
ひし形の目のように斜め十文字に縛ること。
かめのこ‐せんべい【亀の子煎餅】
小麦粉・砂糖・卵を材料に、亀の甲羅の形に焼いたせんべい。