え【江】
海や湖沼の陸地に入り込んでいる所。入り江。古くは、広く海・川・堀などをいった。「奈呉の—に妻呼びかはし鶴(たづ)さはに鳴く」〈万・四〇一八〉
えあい‐がわ【江合川】
宮城県北部から中部を流れる川。荒雄岳の東部に源を発する荒雄川の下流部の名。石巻市で旧北上川に合流する。長さ80キロ。
えいちや‐ごうし【江市屋格子】
細い桟を縦にごく狭い間隔で打ちつけた窓格子。中からは外が見えるが、外からは中が見えにくい。元禄(1688〜1704)のころ、江戸の商人江市屋宗助の考案という。江市格子。
えがみ【江上】
姓氏の一。 [補説]「江上」姓の人物江上波夫(えがみなみお)江上不二夫(えがみふじお)
えがみ‐なみお【江上波夫】
[1906〜2002]考古学者・東洋史学者。山口の生まれ。東大教授・上智大教授・古代オリエント博物館館長。アジアの民族・文化形成史、東西文化交渉史を研究。日本国家の起源について、騎馬民族説を唱え...
えがみ‐ふじお【江上不二夫】
[1906〜1982]生化学者。東京の生まれ。東大教授。核酸の構造・機能を研究し、日本における分子生物学を育てた。有機化学の分野でも業績があり、国際生命の起源学会会長などを務めた。著「生化学」「...
え‐がわ【江川】
川が入り江と連なっている所。「東には—はるかに流れ」〈なくさめ草〉
えがわ‐たろうざえもん【江川太郎左衛門】
[1801〜1855]江戸後期の砲術家。伊豆韮山(にらやま)の代官。名は英竜(ひでたつ)。号、坦庵(たんあん)。高島秋帆(たかしましゅうはん)に砲術を学び、江戸で教授。門下に佐久間象山・木戸孝允...
えがわ‐の‐たまのり【江川の玉乗り】
明治初期から関東大震災前まで東京の浅草六区で興行していた江川作蔵一座の玉乗りの曲芸。
えぎ【江木】
姓氏の一。 [補説]「江木」姓の人物江木千之(えぎかずゆき)江木翼(えぎたすく)