あげ‐うま【上(げ)馬/揚(げ)馬】
1 神事の際に、競べ馬や騎射を行うこと。また、その馬。 2 流鏑馬(やぶさめ)などのとき、騎手が最後に乗って走る馬。
あげ‐うら【上(げ)裏】
1 日本建築で、軒の裏側などの、下から直接見える部分。 2 《「仕上げ裏打ち」の略》軸物や額などを表装するとき、最後の仕上げとしてする裏打ち。
あげ‐えん【揚(げ)縁】
商家の店先などに、つり上げられるようにつくられた縁。夜には、それを上げて戸の代わりとする。
あげお【上尾】
埼玉県中東部の市。もと中山道の宿場町。第二次大戦後工場が進出し、住宅団地も増加した。人口22.4万(2010)。
あげ‐お【上緒】
冠が脱げないように左右につけ、引き上げて髻(もとどり)の根にくくり結ぶためのひも。巾子(こじ)の根の前方に縫いつけることもある。
あげ‐おうぎ【上扇】
能の型で、開いた扇を顔の前から頭上に上げ、右脇に下ろすもの。扇はからだの前で右手で立てて持ち、ゆっくり上げて顔をおおうようにする。
あげお‐し【上尾市】
⇒上尾
あげ‐おとり【上げ劣り】
元服して髪を上げて結ったとき、顔かたちが以前に比べて見劣りすること。⇔上げ優(まさ)り。「きびはなるほどは、—やと、疑はしく思(おぼ)されつるを」〈源・桐壺〉
あげ‐おろし【上げ下ろし】
1 上げたり下ろしたりすること。あげさげ。「箸(はし)の—にもうるさく言う」 2 車や船などの荷物を積むことと下ろすこと。積み下ろし。 3 人を褒めたりけなしたりすること。あげさげ。
あげ‐かじ【上げ舵】
航空機・潜水艦などを上昇・浮上させるための舵の取り方。⇔下げ舵。