足(あし)を入(い)・れる
ある場所、ある世界に入る。「芸能界に—・れる」
足(あし)を奪(うば)・う
事故などが交通機関を止めて、人の移動を不可能にする。「大雪が市民の—・う」
足(あし)を限(かぎ)りに
足の続く限り。歩ける限り。
足(あし)を重(かさ)ねて立(た)ち目(め)を側(そばだ)てて視(み)る
《「史記」汲黯(きゅうあん)伝から》両足をくっつけて立ち、うつむいて横目でうかがう。非常に恐れるさまをいう。
足(あし)を崩(くず)・す
楽な姿勢で座る。膝を崩す。「—・して、くつろいでください」
足(あし)を掬(すく)・う
相手のすきをついて失敗させる。「ライバルの—・う」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「足をすくわれる」と「足下をすくわれる」について、どちらの言い方を使うか尋ねたところ、次の...
足(あし)を掬(すく)わ・れる
⇒足を掬う[補説]
足(あし)を擂(す)り粉木(こぎ)に◦する
足がすりこぎのようにすりへるまで歩きまわる。
足(あし)を空(そら)に
足が地につかないほどあわて急ぐさま。「ことごとしくののしりて—惑ふが」〈徒然・一九〉
足(あし)を出(だ)・す
予算または収入を超える金額を使う。赤字にする。「—・さずに切り盛りする」