あばれ【暴れ】
1 暴れること。さわぎまわること。 2 歌舞伎などの囃子(はやし)で、太鼓を主とした演奏。荒事の出端(では)や立ち回りなどに使用。
あばれ‐うま【暴れ馬】
気性の激しい馬。暴れ狂っている馬。駻馬(かんば)。
あばれ‐がわ【暴れ川】
雨が降ったりするとすぐ氾濫(はんらん)する川。
あばれ‐ぐい【暴れ食ひ】
むやみに食うこと。暴食。「寒(さぶ)いからぶっかけを食ひてえのと、さんざっぱら—をして」〈滑・浮世風呂・二〉
あばれ‐たんぜん【暴れ丹前】
1 歌舞伎で、暴れ者に扮(ふん)する役者の着る丹前。また、暴れ者の役。 2 歌舞伎の下座音楽で、1の出端(では)のときなどに笛と太鼓で奏する囃子。
あばれはっちゃく
山中恒による児童文学作品のシリーズ名。昭和45年(1970)から昭和47年(1972)にかけて「よみうり少年少女新聞」で連載。単行本は昭和52年(1977)刊行。テレビドラマ化され、人気を博した。
あばれ‐まわ・る【暴れ回る】
[動ラ五(四)] 1 そこらじゅうで乱暴な行いをする。「瀬戸内海を—・った海賊」 2 思う存分活躍する。「リーグ戦で—・る」
あばれ‐もの【暴れ者】
1 乱暴な行動をする人。 2 ある社会での異端者。「政界の—」
あば・れる【暴れる】
[動ラ下一][文]あば・る[ラ下二] 1 乱暴な行動をする。被害が出るほど乱暴に動く。「やけになって—・れる」「増水で川が—・る」 2 勇ましく大胆な行動をする。「議会活動で大いに—・れる」 3...
あばれん‐ぼう【暴れん坊】
手に負えないくらい乱暴な人。暴れ者。あばれんぼ。