あら‐かんな【荒鉋】
材木を粗削りするためのかんな。→仕上げ鉋
あらがい【争ひ/諍ひ】
言い争うこと。口論すること。「たれがしを御使ひにてめされて候ひしは、よも御—は候はじ」〈著聞集・八〉
争(あらが)い木登(きのぼ)り川渡(かわわた)り
争い、木登り、川で泳ぐことは、危険だから避けよということ。無益な行為を戒めた言葉。
あらが・う【抗う/争う/諍う】
[動ワ五(ハ四)] 1 従わないであらそう。抵抗する。逆らう。「運命に—・う」「権勢に—・う」 2 負けずに言い返す。言いたてる。言い争う。「つひにあるべき事と思せば、ことに—・はず」〈源・夕霧...
あらがき‐の【荒垣の】
[枕]垣は内外を隔てるところから、「よそ(外)」にかかる。「里人の言寄せ妻を—よそにや我が見む」〈万・二五六二〉
あらがね‐の【粗金の】
[枕]粗金が土中にあるところから、また一説に、金属を打ちきたえる鎚(つち)の縁で同音の「つち」にかかる。「—土のうへより」〈宇津保・祭の使〉
あら‐がみ【荒神】
霊験のあらたかな神。「かかる尊き—の氏子と生まれし身を持ちて」〈浄・天の網島〉
あらき【荒木】
姓氏の一。 [補説]「荒木」姓の人物荒木寛畝(あらきかんぽ)荒木古童(あらきこどう)荒木貞夫(あらきさだお)荒木十畝(あらきじっぽ)荒木宗太郎(あらきそうたろう)荒木又右衛門(あらきまたえもん)...
あら‐き【荒城/殯】
貴人の死体を、墳墓が完成するまで仮に納めて置いたこと。また、その所。おおあらき。かりもがり。もがり。
あら‐き【荒木/粗木】
山から切り出したままの木。製材していない皮つきのままの木。