ほう‐ふつ【髣髴/彷彿】
[名](スル) 1 ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。「往時を—させる」「ミイラに因って埃及(エジプト)人を—する」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 ぼん...
おち‐うなぎ【落ち鰻】
秋、産卵のため川を下って海へ入るウナギ。くだりうなぎ。《季 秋》「砂川やありあり見ゆる—/梓月」
まざまざ‐し・い
[形][文]まざまざ・し[シク]《「まさまさしい」とも》 1 いかにも真実らしい。しらじらしい。「風俗の謬写とは…当時代にはあらざりける風習なんどを—・く物語の脚色(しくみ)に加うることなり」〈...
じき‐げ【直下】
すぐ下。ちょっか。また、即座。「彼は—に、立本寺の門前をありありと目に浮かべた」〈芥川・偸盗〉
まざ‐まざ
[副] 1 まるで目の前にあるかのようにはっきりとしているさま。ありあり。「あのときの事が—とまぶたに浮かぶ」 2 ある事を確かな事実として、身にしみて感じるさま。はっきり。つくづく。「自分の力...
かごと‐がまし・い【託言がましい】
[形][文]かごとがま・し[シク] 1 恨み嘆いて言うようすがありありと感じられる。ぐちめいている。「—・い声を出すとは見下げ果てたやつで」〈芥川・おしの〉 2 言いわけがましい。「つれづれとわ...