いい‐まえ【言(い)前】
1 言い方。話しぶり。口まえ。「欽哉にしては実着(じっちゃく)過ぎた—なのに」〈風葉・青春〉 2 言い訳。口実。「民子は母の病気を—にして行かない」〈左千夫・野菊の墓〉
いい‐まか・す【言(い)負かす】
[動サ五(四)]言い争って相手に勝つ。言い伏せる。「妹にはいつも—・される」
いい‐まが・う【言ひ紛ふ】
[動ハ下二]言いまちがえる。「賀茂の岩本、橋本(ノ祭神)は、業平、実方なり。人の常に—・へ侍れば」〈徒然・六七〉
いい‐まぎら・す【言(い)紛らす】
[動サ五(四)]話題を転じてその場をごまかす。言い紛らわす。「—・してその場を切り抜ける」
いい‐まぎらわ・す【言(い)紛らわす】
[動サ五(四)] 1 「いいまぎらす」に同じ。「何のかのと—・す」 2 人が話している途中から口をはさんで、話を乱す。「小さき子供などの侍るが、言(こと)あやまりしつべきも、—・して」〈源・夕顔〉
いい‐まく・る【言い捲る】
[動ラ五(四)]相手が口出しできないくらいに口早に勢いこんで話す。まくし立てる。「自分の意見を—・る」
いい‐ま・ける【言(い)負ける】
[動カ下一][文]いひま・く[カ下二]言い争って負ける。言い負かされる。「口げんがで—・ける」
いい‐まちがい【言(い)間違い】
まちがって言うこと。また、その言葉。言い違い。言いそこない。
イイマニ‐さん【イイマニ山】
《Illimani》南アメリカ、ボリビア西部、アンデス山脈に属するレアル山群南東部の山。ラパスの南東約40キロメートルに位置する。標高は6000メートル超とされ、上部を万年雪に覆われる秀峰として...
いい‐まる・める【言(い)丸める】
[動マ下一][文]いひまる・む[マ下二]言葉巧みに相手を自分の方に引き込む。言いくるめる。「交渉相手に—・められる」