とし‐よわ【年弱】
[名・形動] 1 数え年で年齢をいう場合、その年の後半の生まれであること。また、そのさまや、その人。⇔年強(としづよ)。「—なんだから、一年ぐらい遅れてもいいと」〈山本有三・波〉 2 年下である...
とじた‐うちゅう【閉じた宇宙】
膨張宇宙論において、宇宙はビッグバン以降膨張を続けているが、宇宙の平均密度がある臨界密度より大きい場合はやがて収縮に転ずる。このような宇宙を閉じた宇宙といい、その曲率は正となる。現時点の観測事実...
とちば‐にんじん【栃葉人参】
ウコギ科の多年草。日本特産。山地の木の下に生え、高さ約60センチ。葉は手のひら状の複葉で、数枚が輪生する。夏、長い柄を出して淡黄緑色の小花を球状につける。根茎は節があり、漢方で竹節人参(ちくせつ...
とち‐まん【十千万】
非常に多い数。巨万。多く助数詞を伴って用いる。「旅籠は—両でもいいから、もうちっときれいな座敷に」〈滑・続膝栗毛・一一〉
とっきゅう‐しゅ【特級酒】
等級が特級の酒。ふつう清酒についていい、昭和18年(1943)から平成元年(1989)まで存在。酒税が最も高かった。
とっこに取(と)・る
相手のささいな言動にいいがかりをつける。言質(げんち)にとる。「葉子の曽つての言葉を—・るには」〈秋声・仮装人物〉
とっ‐つき【取っ付き】
1 最初。手初め。「習い事は—が肝心だ」 2 いくつかあるうちのいちばん手前。「角を曲がった—の家」 3 初めて会ったときの印象。第一印象。「—はよくないが、根はいい人だ」
とって
《助詞「とて」の促音添加。近世語》 [格助]句または文を受けて、引用を表す。…と言って。…と思って。「年玉にいい—、おらが所ぢゃあ、いかいこと買ったよ」〈滑・浮世風呂・二〉
[接助]活用語の...
とって‐おき【取って置き】
いざという時のために、大切にしまっておくこと。また、そのもの。とっとき。「—のウイスキー」「—のいい話」
とつ‐ぜん【突然】
[ト・タル][文][形動タリ]予期しないことが急に起こるさま。だしぬけであるさま。突如。「—として平野次郎が大変ありと言出(いいいず)るにぞ」〈染崎延房・近世紀聞〉
[副]
に同じ。「—大声...