くち‐つき【口付き】
1 口の形。口もとのようす。「かわいい—」 2 ものの言い方。しゃべり方。「無愛想な—」 3 「口付きタバコ」の略。 4 歌の詠みぶり。「さても、あさましの—や。これこそは手づからの御事の限りな...
け‐い【怪異】
[名・形動ナリ]怪しいこと。不思議なこと。また、そのものやさま。怪奇。かいい。「重き—なりとて、牛を陰陽師(おんみゃうじ)のもとへ遣はすべき由」〈徒然・二〇六〉
く‐こ【枸杞】
ナス科の落葉小低木。原野などに生え、茎はとげのある小枝をもつ。葉は柔らかい。夏、淡紫色の花をつけ、実は熟すと紅色。若葉は枸杞茶に用いる。果実は枸杞子、根皮は地骨皮(じこっぴ)といい、それぞれ果実...
くく・める【銜める/含める】
[動マ下一][文]くく・む[マ下二] 1 事情を言い聞かせて納得させる。いいふくめる。「博士は噛んで—・めるように言うのだったが」〈秋声・縮図〉 2 口にふくませる。「胸をあけて、乳など—・め給...
くさ‐すぎかずら【草杉蔓】
キジカクシ科の多年草。海岸に生え、茎は蔓(つる)状、葉は退化して鱗片(りんぺん)状。細い緑色の葉状をした枝に淡黄緑色の小花がつく。太い根は、砂糖漬けにして食べ、また漢方で天門冬(てんもんどう)と...
くがつ‐じん【九月尽】
陰暦9月の末日。秋の終わる日。現在では陽暦の9月末日をいい、秋の深まるころをさす。《季 秋》「—はるかに能登(のと)の岬かな/暁台」
くく・む【銜む/含む】
[動マ五(四)] 1 口の中にふくむ。「例の—・んだような言語(ものいい)までが」〈二葉亭訳・夢かたり〉 2 表面に加えもつ。ふくむ。「緊笑(しめわら)いにも愛嬌を—・んで」〈二葉亭・浮雲〉 ...
クーロン【(フランス)coulomb】
国際単位系(SI)の電気量の単位。1クーロンは1アンペアの電流が1秒間流れたときに運ばれる電気量。国際単位系の放射線の照射線量の単位にも用い、その場合にはクーロン毎キログラム(記号C/kg)で表...
くしもと【串本】
和歌山県南端、東牟婁(ひがしむろ)郡の地名。遠洋漁業の基地。潮岬(しおのみさき)・橋杭岩(はしくいいわ)などの観光地がある。沿岸部は暖流の影響で珊瑚礁(さんごしょう)など亜熱帯海域の生物がみられ...
ぐうたら
[名・形動]気力に欠けていて、すぐ怠けようとすること。不精でいいかげんなさま。また、そういう人。「—な生活を送る」「—亭主」