ご‐そくさい【御息災】
[名・形動] 1 相手を敬って、その息災をいう語。「—でお過ごしのことと存じ上げます」 2 飾りけはないが、丈夫であること。また、そのさま。「何でもお値段が安くって、…—でさえあればいいしろもの...
こ‐だから【子宝】
大切な宝である子供。かわいい子供。また一般に、子供。「—に恵まれる」
こしき【甑】
昔、強飯(こわいい)などを蒸すのに使った器。底に湯気を通す数個の小さい穴を開けた鉢形の素焼きの土器で、湯釜の上にのせて使った。のちの、蒸籠(せいろう)にあたる。
こてん‐げいのう【古典芸能】
日本で近世以前に創始され、現在も伝承・実演されている芸能。雅楽・能・狂言・歌舞伎・文楽・日本舞踊・邦楽・落語・講談など。ふつう、鑑賞を目的としたものをいい、民俗芸能などは含まない。
こころ‐がけ【心掛け/心懸け】
1 ふだんの心の持ち方。「—がよくない」「ふだんの—しだいである」 2 たしなみ。心得。「有っても一向—のございません僕なんざ、…つい気がつかないで了います」〈鏡花・婦系図〉 [用法]心がけ・心...
こころ‐とも‐なく【心ともなく】
[連語]意識しないで。思わず。「われは—その面を見しに、この女官はイイダ姫なりき」〈鴎外・文づかひ〉
こころやす‐だて【心安立て】
親しいのをいいことにして遠慮しないこと。「—からのいつもの毒舌だったが」〈中島敦・弟子〉
こ‐てまわし【小手回し】
前もって準備しておくこと。また、その手回しがいいこと。とっさの機転がきくこと。「—よく処理する」
事(こと)も愚(おろ)か
おろそか。いいかげん。なみたいてい。「秋の田に紅葉ちりける山里を—に思ひけるかな」〈千載・秋下〉
小耳(こみみ)に挟(はさ)・む
聞くともなしに聞く。ちらりと聞く。「ちょっといい話を—・んだ」