め・でる【愛でる】
[動ダ下一][文]め・づ[ダ下二] 1 美しさを味わい感動する。「月を—・でる」 2 いつくしみ、愛する。かわいがる。「小鳥を—・でる」 3 感心する。ほめる。「勇気に—・でてその行動を許す」
ぶ・する【撫する】
[動サ変][文]ぶ・す[サ変] 1 手のひらでさする。なでる。「腕を—・して待つ」 2 いたわる。かわいがる。「民を—・するに情愛を主とし」〈福沢・学問のすゝめ〉
ひい‐き【贔屓/贔負】
[名](スル)《「ひき(贔屓)」の音変化》気に入った人を特に引き立てること。後援すること。また、引き立てる人。「同郷の力士を—にする」「弟のほうを—してかわいがる」「—の客」「—筋」
ちょう【寵】
[人名用漢字] [音]チョウ(漢) 1 いつくしむ。いつくしみ。「恩寵・天寵」 2 気に入ってかわいがる。お気に入り。「寵愛・寵姫(ちょうき)・寵児・寵臣/内寵」 [名のり]うつくし・よし
ちょう【寵】
特別にかわいがること。また、非常に気に入られること。寵愛。「主君の—をほしいままにする」
ちょう・する【寵する】
[動サ変][文]ちょう・す[サ変]特別にかわいがる。愛する。いつくしむ。「健全なる右手(めて)を伸ばして星子を—・して居る」〈木下尚江・良人の自白〉
寵愛(ちょうあい)昂(こう)じて尼(あま)になす
親が娘をいとおしむあまり、いつまでも嫁にやらないで、ついには尼にするようになる。かわいがるのも度が過ぎれば本人のためにならないことのたとえ。
でき‐あい【溺愛】
[名](スル)むやみにかわいがること。盲愛。「一人娘を—する」
ぬかふく‐こめふく【糠福米福】
継子(ままこ)話の一。後妻が先妻の子の糠福に意地悪をし、わが娘の米福をかわいがるが、最後に糠福は長者の家に嫁ぎ、幸福になる。「紅皿欠皿(べにざらかけざら)」なども同趣。
とら‐の‐こ【虎の子】
《虎はその子を非常にかわいがるところから》大切にして手放さないもの。秘蔵の金品。「—の財布」