むらさき‐の【紫の】
[枕] 1 ムラサキの根で染めた色の美しいところから、「にほふ」にかかる。「—にほへる妹を憎くあらば」〈万・二一〉 2 紫色が名高い色であったところから、地名「名高(なたか)」にかかる。「—名高...
もく‐しょう【目睫】
目とまつげ。転じて、きわめて近いところ。目前。「—に迫った九月十日」〈広津和郎・風雨強かるべし〉
明鏡(めいきょう)も裏(うら)を照(て)らさず
賢明な人にも注意が行き届かないところがあるというたとえ。
むぶく‐の‐しょう【無服の殤】
7歳以下の者の死。礼において父母が喪に服することがないところからいう。
みょう‐み【妙味】
1 なんとも言えない味わい。非常にすぐれた趣。醍醐味(だいごみ)。「すぐれた作品のもつ—」 2 いいところ。うまみ。「—のある商い」
む‐けつ【無欠】
[名・形動]足りないところがないこと。欠点がないこと。「—な(の)人間」「完全—」
む‐きょく【無極】
[名・形動] 1 果てがないこと。限りのないこと。また、そのさま。無窮。「造物主の徳広大—なりと雖」〈津田真道・明六雑誌二一〉 2 電極または磁極が存在しないこと。 3 人知を越えた果てしないと...
むけんちょう‐そう【無見頂相】
仏語。仏の三十二相の一。仏の頭頂部にある肉髻(にくけい)。だれも見ることのできないところからいう。無見頂。
む‐じるし【無印】
1 しるしがついていないこと。 2 《予想表に何のしるしもないところから》入賞する見込みのない競馬・競輪の馬や選手。「—の馬が来て大穴となる」
塗(ぬ)り箸(ばし)で素麺(そうめん)を食(く)う
《すべって挟みにくいところから》物事がやりにくいことのたとえ。