あけ‐がらす【明け烏】
明け方に鳴くカラス。また、その声。夜明け烏。男女の交情の夢を破る、つれないものの例として用いられる。
(明烏)新内節「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」の通称。
あげ‐つぎ【揚(げ)接ぎ】
接ぎ木で、台木を掘りあげて接ぐ方法。接いでから移植する。ナシ・リンゴ・ブドウなど活着しやすいものに適用。→居接ぎ
あさ‐がすみ【朝霞】
[名]朝に立つ霞。《季 春》「茶を呑めと鳴子引なり—/一茶」
[枕] 1 八重に立ちこめ物がはっきり見えない意、また霞の立つ春の意から「八重」「ほのか」「春日(はるひ)」にかかる。「—ほのか...
あさぎ‐まだら【浅黄斑蝶】
マダラチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張約10センチ。前翅は黒色、後ろ翅は茶色で、それぞれ淡青色の透明な斑紋がある。幼虫の食草はガガイモ科植物。日本からヒマラヤにかけて分布。
あさ‐つゆ【朝露】
朝、降りている露。消えやすいので、古くは、はかないもの、命などにたとえた。《季 秋》「—や膝より下の小松原/几董」
麻(あさ)の中(なか)の蓬(よもぎ)
《「荀子」勧学の「蓬麻中に生ずれば扶(たす)けざるも直し」から》蓬のように曲がりやすいものでも、まっすぐな性質の麻の中に入って育てば曲がらずに伸びる。人は善良な人と交われば自然に感化を受け、だれ...
アサルト‐ウエポン【assault weapon】
対人殺傷用の銃。特に、半自動式ライフル銃など殺傷力の高いものをいう。
あさんか‐ぶつ【亜酸化物】
元素の酸化物のうち、酸化状態が通常の酸化物よりも低いものの通称。亜酸化窒素、亜酸化銅(酸化銅(Ⅰ))などをさすが、正式名称ではないため現在ではあまり使われていない。
あざわ・る【糾はる】
[動ラ四]絡みつく。もつれあう。まつわる。あざなわる。「我が手をば妹(いも)にまかしめ真栄葛(まさきづら)手抱(たた)き—・り」〈継体紀・歌謡〉
あし‐ざま【悪し様】
[形動][文][ナリ]相手を実際よりも悪く、また、いかにも悪いものとして扱うさま。「人を—に言う」