いりあい‐の‐かね【入相の鐘】
日暮れ時に寺でつく鐘。また、その音。晩鐘。「智恩院の桜が—に散る春の夕べに」〈鴎外・高瀬舟〉
いり‐あ・げる【入り揚げる】
[動ガ下一]「入れ揚げる」に同じ。「旦那様は…報酬を悉皆(みんな)静江さんに—・げッちまうンだよ」〈魯庵・くれの廿八日〉
イリアス【(ギリシャ)Ilias】
《「イーリアス」とも》古代ギリシャの長編英雄叙事詩。ホメロス作と伝えられる。「イリオン(トロイアの別名)の歌」の意。前8世紀ごろの成立。スパルタの美女ヘレネをめぐる、トロイア軍とギリシャ軍との1...
イリアッド【Iliad】
イリアスの英語名。
いり‐あや【入綾】
舞楽で、退場するとき、舞いながら舞台を降りる演出。また、その舞。入舞(いりまい)。
いり‐あられ【煎り霰/炒り霰】
さいの目に切って干した餅(もち)を煎ってふくらませた菓子。
いり‐あわせ【入り合(わ)せ】
合わせて平均化すること。埋め合わせ。いれあわせ。「午飯(ひる)を抜いたから、晩には—に且つ食い、大に飲むとするんだが」〈鏡花・眉かくしの霊〉
イリアン‐ジャヤ【Irian Jaya】
南太平洋西部、オーストラリアの北方にあるニューギニア島の西半部(インドネシア領)の地域名。1969年までオランダ領ニューギニア。その後、西イリアン州、イリアンジャヤ州、パプア州と改称。2003年...
イリアン‐とう【イリアン島】
《Irian》⇒ニューギニア島
イリインスキー【Il'inskiy/Ильинский】
ロシア連邦、サハリン州(樺太)南部の町。ユジノサハリンスクの北約150キロメートル、間宮海峡に面する。酪農と木工加工業が盛ん。1945年(昭和20)以前の日本領時代には久春内(くしゅんない)とよ...