いん‐の‐くろうど【院の蔵人】
院の御所に置く蔵人。五位・六位の者を任じ、人数は約4名。
いん‐の‐こ【犬の子】
《「いぬのこ」の音変化》子供が夢をみておびえているときなどに唱えた、まじないの言葉。「泣くな泣くな。夢でも見たか。—、—」〈伎・小袖曽我〉
いん‐の‐ごしょ【院の御所】
1 上皇の居所。仙洞(せんとう)。藐姑射(はこや)の山。 2 上皇の呼称。
いん‐の‐さいめん【院の西面】
院の御所の西面で警固に当たった武士。後鳥羽上皇のときに創設、承久の乱以後は廃止された。西面の武士。
いん‐の‐しま【因島】
広島県、芸予(げいよ)諸島東部の島。中世、村上水軍の根拠地。瀬戸内しまなみ海道が通る。 広島県南東部、瀬戸内にあった市。造船業や除虫菊栽培で発展。平成18年(2006)1月、瀬戸田町とともに...
いんのしま‐し【因島市】
⇒因島
いんのしょう【院庄】
岡山県津山市南西部の地名。太平記によれば、元弘2年(1332)後醍醐天皇の奪回を図って果たせなかった児島高徳(こじまたかのり)が、桜の木に詩を記して天皇を慰めたという地。
いん‐の‐ちょう【院の庁】
院や女院の御所の事務をつかさどっていた役所。別当・判官代・蔵人(くろうど)その他の院司が属した。院庁(いんちょう)。
いんのちょう‐くだしぶみ【院の庁下文】
院の庁から出された公文書。院宣(いんぜん)が院司一人で奉じたのに対し、別当・判官代・主典代とその他の院司が連署した。
いん‐の‐つかさ【院の司】
⇒院司(いんし)