百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)に一歩(いっぽ)を進(すす)む
《「伝灯録」から》百尺の竿(さお)の先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。すでに努力・工夫を尽くしたうえに、さらに尽力すること、また、十分に言を尽くして説いたうえに、さらに一歩進めて...
あばら【荒ら/疎ら】
[形動][文][ナリ] 1 荒れ果てたさま。「女はそのまま—な板敷のうえにいつまでも泣き伏していた」〈堀辰雄・曠野〉 2 すきまだらけのさま。まばら。「うしろ—になりにければ、力及ばで引き退く...
やよい‐ぶんか【弥生文化】
日本で食料生産に基づく生活が始まった最初の文化。縄文文化の伝統のうえに大陸文化が到来して成立。稲作・米食、青銅器・鉄器の製作・使用、紡織などが始まり、専門技術者が生まれ、支配・被支配の関係が生じ...
が‐え
[連語]《格助詞「が」+名詞「上(へ)」。上代東国方言》…するうえに。…する一方で。「赤見山草根刈りそけ逢はず—あらそふ妹(いも)しあやに愛(かな)しも」〈万・三四七九〉
おもて‐どうぐ【面道具】
1 眉・目・鼻・口など顔に属する部分の総称。顔の造作。「其他の—もまずくは無く」〈露伴・いさなとり〉 2 《代表的な道具の意から》その人の職業柄、または体面を保つうえに必要な道具。「時々の着る物...
かが‐ぞうがん【加賀象眼/加賀象嵌】
江戸初期に、加賀国で発達した象眼。京都から伝わったもので、文様を平象眼したうえに、糸象眼で細い線をのせる特徴がある。刀の小柄(こづか)や鐔(つば)に用いる。
おい‐ざけ【追い酒】
酒を十分に飲んだうえに、さらに飲む酒。
おい‐せん【追(い)銭】
支払ったうえに、さらに余分に払う金。おいがね。「盗人に—」
エーレク【(ドイツ)Erec】
ハルトマン=フォン=アウエによる長編叙事詩。1180年から1190年ごろの成立。アーサー王伝説に属する作品で、若き騎士エーレクと、妃エーニーテ姫を中心とする物語。
様(さま)に様(さま)を付(つ)・ける
敬ううえにも敬う。最大限の敬意を払うたとえ。「—・けてかしずく」