うす‐づき【薄月】
薄雲にさえぎられて、ほのかに照る月。《季 秋》「—や水行く末の小夜砧/闌更」
うすづき‐よ【薄月夜】
薄月の出ている夜。
うす‐づくり【薄作り/薄造り】
透けるほど薄くそぎ切りにした刺し身。「フグの—」⇔厚作り。
うす‐で【薄手】
[名・形動] 1 紙・織物・陶器などの厚さが薄いこと。また、そのさま。「—の茶碗」「—な生地」⇔厚手。 2 内容などが浅くて安っぽいこと。また、そのさま。「—な評論」 3 戦いなどで受けた、軽い...
臼(うす)と杵(きね)
男女が和合することのたとえ。
うす‐どり【臼取り】
⇒捏(こ)ね取り
うす‐どろ【薄どろ】
歌舞伎下座(げざ)音楽で、大太鼓を長ばちで弱く小刻みに打つ鳴り物。幽霊・妖怪などの出入りに用いる。うすどろどろ。⇔大(おお)どろ。
うす‐なさけ【薄情け】
心のこもっていない見せかけの愛情。
うす‐におい【薄匂ひ】
色を薄くぼかすこと。また、香りがかすかにすること。「我が宿の根こじの梅のかた咲きてほつえの風ぞ—なる」〈夫木・三〉
うす‐にく【薄肉】
1 薄い肉色。俳優が化粧に使う薄赤い色。 2 「薄肉彫り」の略。