お‐ふく【御福】
1 「ふく(福)2」に同じ。「多聞の—を、清水にて給はらうずる間」〈虎明狂・毘沙門〉 2 おたふく。おかめ。「姫君はさて置きたとへ餅屋の—でも」〈浄・反魂香〉 3 文楽人形の首(かしら)の一。...
きょう・じる【興じる】
[動ザ上一]「きょうずる」(サ変)の上一段化。「遊びに—・じる」
すすめ【勧め/奨め】
1 すすめること。勧奨。「友人の—に従い転職する」「医者の—で禁酒する」 2 「勧進(かんじん)2」に同じ。「近頃殊勝に候。—には参らうずるにて候」〈謡・安宅〉
たん‐だ・う【探題ふ】
[動ハ下二]《名詞「たんだい(探題)」の動詞化》 1 さがしたずねる。たずね求める。「この血を—・へ化生の者を退治仕らうずるにて候」〈謡・土蜘蛛〉 2 さぐって調べる。よく調べて考える。「根をた...
りょう・する【療する】
[動サ変][文]れう・す[サ変]《「りょうずる」とも》病気を治療する。また、欠点などをなおす。「人の罪悪を—・し」〈中村訳・西国立志編〉
よ‐な
[連語] 1 《終助詞「よ」+終助詞「な」。文末に用いる》念を押し、確かめる意を表す。…(だ)よね。「君も行く—」「確かにそう言った—」 2 《間投助詞「よ」+間投助詞「な」》 ㋐相手に言い聞か...
りょう・する【領する】
[動サ変][文]りやう・す[サ変]《「りょうずる」とも》 1 領地として所有する。「広大な土地を—・する」「心を—・していた悲しみ」 2 受け取る。また、承知する。了承する。「陳情の趣旨を—・す...
はね‐か・ける【撥ね掛ける】
[動カ下一][文]はねか・く[カ下二] 1 水・泥などをはねとばしてかける。「あやまってソースを上着に—・ける」 2 責任や罪を他の人になすりつける。「アレコソ其ノ熟柿ヲバ食ベタレト—・キョウズ...
まら・する
[動サ下二・サ変]《「まいらす」の連体形「まいらする」の音変化。連用形に「まらし」の形も現われ、サ行変格活用としても用いられ、終止形も「まらする」が普通となった》 1 「やる」の意の謙譲語。差し...
ど‐な‐た【何方】
[代] 1 不定称の人代名詞。「だれ」の意の尊敬語。「あの方は—ですか」「—かおいででしょうか」 2 不定称の指示代名詞。どの方向。どちら。「—へ参らうずると」〈虎明狂・東西迷〉