うら‐ぎ・る【裏切る】
[動ラ五(四)] 1 味方に背いて敵方につく。「同志を—・る」 2 約束・信義・期待などに反する。「信頼を—・る」「おおかたの予想を—・る」
うら‐くぎ【裏釘】
打ち込んだ釘が、板などの裏まで突き抜けたもの。
裏釘(うらくぎ)を返(かえ)・す
1 裏側に突き出た釘の先を打ち曲げ、抜けないようにする。 2 念を押す。または、いっそう確かなものとする。「裏釘かへす詞詰、心にこたへて頼もしき」〈浄・兜軍記〉
うら‐くずれ【裏崩れ】
戦場で、前方の部隊が敗れたため、後方の部隊の陣容が戦う前に崩れ乱れること。「残る軍兵—して皆ちりぢりに逃げ散りける」〈浄・百人上﨟〉
うら‐ぐち【裏口】
1 建物の裏側にある出入り口。勝手口。⇔表口。 2 正当でない手段で物事をすること。隠れて、こっそり行うこと。「—入学」
うらぐち‐えいぎょう【裏口営業】
表向きは、休業を装ったり、他の合法的な営業をしているように見せたりして、実際には、非合法の営業を行っていること。第二次大戦末期からの統制経済下で、飲食店などで使われはじめた語。
うらぐち‐じょうじょう【裏口上場】
非上場企業が証券取引所の正規の上場審査を受けずに、上場企業を買収・合併することで上場を果たすこと。
うらく‐りゅう【有楽流】
茶道の流派の一。織田有楽を開祖として江戸初期に形成された。
うら・ぐ
[動ガ下二]《「うら」は「心」の意》楽しい気分になる。浮かれる。いい気持ちになる。「大御酒(おほみき)に—・げて大御寝(おほみね)し給ひき」〈記・下〉
うらぐち‐にゅうがく【裏口入学】
正規の試験や手続きを経ず、賄賂(わいろ)や縁故などを用いて不当に入学すること。