えちご【越後】
旧国名。北陸道7か国の一。現在の新潟県の、佐渡を除く全域にあたる。越(こし)の国を天武天皇の時代に3分して成立。古称、こしのみちのしり。
えちご‐うさぎ【越後兎】
トウホクノウサギの別名。
えちご‐おいわけ【越後追分】
越後地方に広く歌われる座敷歌。信濃追分が江差追分に発展する中間に位置するものといわれる。以前は、その歌詞から松前節といわれた。越後追分節。
えちご‐かたびら【越後帷子】
越後小千谷(おぢや)地方で産出する、越後上布(じょうふ)や越後縮(ちぢみ)で仕立てた単(ひとえ)。
えちご‐こまがたけ【越後駒ヶ岳】
⇒駒ヶ岳
えちごさんざんただみ‐こくていこうえん【越後三山只見国定公園】
新潟県と福島県にまたがる山岳国定公園。越後三山(駒ヶ岳・中ノ岳・八海(はっかい)山)、奥只見湖など雄大な山岳や渓谷美に富む。
えちご‐さんみゃく【越後山脈】
新潟・群馬・福島3県にまたがって連なる山地。朝日山地・飯豊(いいで)山地・上越山地の総称。広くは、三国山脈・帝釈(たいしゃく)山脈を含む。
えちご‐じし【越後獅子】
越後国西蒲原(にしかんばら)郡月潟(つきがた)村(現、新潟市)から出て諸国を回っていた一人立ちの獅子舞。獅子頭(ししがしら)をかぶった子供が、親方の笛・太鼓に合わせて曲芸をして、銭を請うた。江...
えちご‐じょうふ【越後上布】
越後の小千谷(おぢや)・十日町などを中心に産する麻織物のうちで、特に上等なもの。指で紡いだカラムシの糸で織り、雪ざらしをして漂白する。この技術は重要無形文化財に登録されている。
えちごたいへいき【越後太平記】
綱淵謙錠(つなぶちけんじょう)の長編歴史小説。昭和55年(1980)刊。江戸時代に越後国高田藩で起きたお家騒動を主題とする。