えびす‐ぐさ【夷草/恵比須草】
1 マメ科の一年草。高さ約1.5メートル。葉は羽状複葉で、夏、葉のわきに黄色い花を1、2個つける。さやは細長く、弓形に曲がる。種子はひし形で、漢方で決明子(けつめいし)といい薬用に、また、はぶ茶...
えびす‐こう【恵比須講】
陰暦10月20日に恵比須を祭る行事。商売繁盛を祈願して、親類・知人を招いて宴を開く。関西などでは正月10日(十日恵比須)とし、また11月20日に行う地方もある。恵比須祭り。《季 冬》「振売の雁(...
えびす‐ごころ【夷心】
荒々しい心。転じて、田舎びて情趣を解しない心。「さるさがなき—を見ては、いかがはせむは」〈伊勢・一五〉
えびす‐さぶろう【恵比須三郎】
恵比須の異称。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の第3子といわれる俗説からという。
えびす‐ぜに【恵比須銭】
1 数人でお金を分配したときに割り切れないはした金。 2 絵銭の一。表に恵比須が描いてある貨幣。
えびす‐ぜん【夷膳/恵比須膳】
1 一人用の膳の側面を人の面前に向けて据えること。礼儀に反した行いとして忌まれる。横膳。 2 飯と汁とを反対に並べること。えびすおしき。左膳。
えびす‐だい【恵美須鯛】
イットウダイ科の海水魚。全長約45センチ。マダイに似るが、うろこが硬いので鎧鯛(よろいだい)・具足鯛(ぐそくだい)ともいう。南日本で漁獲。見栄えがよいので祝儀に用いる。
えびすだいこく【夷大黒】
狂言。長者が比叡山の大黒天と西宮の夷を勧請(かんじょう)すると、両神が数々の宝を持って訪れ、おのおののいわれを語る。
えびす‐ば【恵比須歯】
上あごの第一門歯のうち右側の歯の俗称。左側を大黒歯とよぶ。
えびす‐ばしら【恵比須柱】
民家で、大黒柱に次ぐ主要な柱。大黒柱と相対するものをさすことが多い。