あら‐えびす【荒夷】
《都の人が東国人を卑しめて呼んだ語》荒々しい東国人。また、勇猛な東国武士。あずまえびす。「ひたすらの—のやうなれども従ひ奉りて」〈平家・八〉 [補説]人名別項。→あらえびす
にしのみや‐じんじゃ【西宮神社】
西宮市にある神社。主祭神は蛭子(ひるこ)大神で、他に三神を配祀(はいし)。全国の恵比須(えびす)社の総本社。中世以降、漁業者や商業者の信仰があつい。戎(えびす)神社。西宮の戎さん。
こ【胡】
[人名用漢字] [音]コ(漢) ゴ(呉) ウ(唐) [訓]えびす 〈コ・ゴ〉 1 中国で、北方または西方の異民族。えびす。「胡人・胡地・胡馬/五胡」 2 外国産の。「胡椒(こしょう)・胡麻(ご...
じゅう【戎】
[音]ジュウ(漢) [訓]えびす 1 兵器。また、戦争。「戎衣・戎馬」 2 古代中国で、西方の異民族の称。えびす。「戎夷/西戎」 [難読]戎克(ジャンク)
えべっ‐さん
関西地方で、「えびす(恵比須)さん」の音変化。→えびす(恵比寿)
えびす【恵比須/夷/戎/恵比寿/蛭子】
《「夷(えびす)」と同語源》古くは豊漁の神。のち七福神の一人として、生業を守り、福をもたらす神。狩衣(かりぎぬ)・指貫(さしぬき)・風折烏帽子(かざおりえぼし)をつけ、右手に釣りざおを持ち、左わ...
えびす‐まわし【恵比須回し】
近世、初春の祝福芸として、首にかけた箱の中で、恵比須の人形を舞わせて見せた大道芸人。摂津国西宮の夷宮(兵庫県西宮神社)をその根拠地とした。えびすかき。えびすまい。《季 新年》
ばん【蛮〔蠻〕】
[常用漢字] [音]バン(漢) [訓]えびす 1 中国南方の異民族。広く、未開民族。えびす。「蛮夷(ばんい)・蛮語・蛮人/南蛮」 2 下品で乱暴なこと。「蛮行・蛮声・蛮風(ばんぷう)・蛮勇・蛮力...
あきない‐がみ【商い神】
商人の守り神。恵比須(えびす)。
ロマンはのおんがく【ロマン派の音楽】
あらえびすによる音楽評論。正題「レコードによるロマン派の音楽」。昭和12年(1937)刊行。