あきない‐がみ【商い神】
商人の守り神。恵比須(えびす)。
あら‐えびす【荒夷】
《都の人が東国人を卑しめて呼んだ語》荒々しい東国人。また、勇猛な東国武士。あずまえびす。「ひたすらの—のやうなれども従ひ奉りて」〈平家・八〉 [補説]人名別項。→あらえびす
い【夷】
《昔、中国で未開人、蛮族をさしていった語から》異民族。えびす。
い【夷】
[人名用漢字] [音]イ(呉)(漢) [訓]えびす 1 古代中国で、東方の未開人の称。また一般に、異民族。未開の民族。「夷狄(いてき)/華夷・攘夷(じょうい)・征夷・東夷・蛮夷」 2 平らで低い...
如何(いかが)はせ◦む
「如何せむ」を強めた言い方。「さるさがなきえびす心を見ては、—◦むは」〈伊勢・一五〉 「命死なば—◦む」〈竹取〉
いまみやのしんじゅう【今宮の心中】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。正徳元年(1711)大坂竹本座初演。大坂今宮の戎(えびす)の森で、菱屋手代二郎兵衛と下女きさが心中した事件を脚色。
う‐ろん【胡乱】
[名・形動]《唐音》 1 正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。「—な者がうろついている」 2 確かでないこと。真実かどうか疑わしいこと。また、そのさま。「誤を正したり、—な所は字書を引いて...
えびす【夷/戎】
《「えみし(蝦夷)」の音変化》 1 「蝦夷(えぞ)」に同じ。「その国の奥に—といふものありて」〈今昔・三一・一一〉 2 都から遠く離れた未開の土地の人。田舎者。「かかることは—、町女(まちめ)...
えびす【恵比須/夷/戎/恵比寿/蛭子】
《「夷(えびす)」と同語源》古くは豊漁の神。のち七福神の一人として、生業を守り、福をもたらす神。狩衣(かりぎぬ)・指貫(さしぬき)・風折烏帽子(かざおりえぼし)をつけ、右手に釣りざおを持ち、左わ...
えびす‐ぐさ【夷草/恵比須草】
1 マメ科の一年草。高さ約1.5メートル。葉は羽状複葉で、夏、葉のわきに黄色い花を1、2個つける。さやは細長く、弓形に曲がる。種子はひし形で、漢方で決明子(けつめいし)といい薬用に、また、はぶ茶...