おうむこまち【鸚鵡小町】
謡曲。三番目物。金春(こんぱる)以外の各流。新大納言行家が天皇の与えた歌の返歌を求めて老いた小野小町を訪ねると、1字違いのおうむ返しで答えたことを描いたもの。
おうむしょう【鸚鵡抄】
江戸中期の辞書。100巻。貞享2年(1685)完成。父盛徴(もりずみ)の遺志を継ぎ荒木田盛員(あらきだもりかず)が撰。いろは順の辞書で、語数二万二千余語を収め、各語について和歌の用例を挙げ、仮名...
オウムしんり‐きょう【オウム真理教】
麻原彰晃(本名、松本智津夫)を教祖とする新興宗教の一派。カルト集団の一つ。 [補説]仏教系であるが主神はヒンズー教のシバ神。教義の中心は「無常」と「煩悩破壊」にある。ヨーガ修行団体「オウム神仙の...
オウムしんりきょうはんざいひがいしゃ‐きゅうさいほう【オウム真理教犯罪被害者救済法】
《「オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金の支給に関する法律」の略称》地下鉄サリン事件や松本サリン事件など、オウム真理教による一連の犯罪行為の被害者に、給付金を支給して救済するための法律...
おうむ‐せき【鸚鵡石】
1 「おうむいし1」に同じ。 2 歌舞伎の名せりふを書き抜いた本。役者の声色(こわいろ)の練習用に出版された。おうむいし。 3 人の言ったことを、そのままに真似ていうこと。「先刻桐山から聞いた事...
おうむととけい【鸚鵡と時計】
西条八十による童謡集。大正10年(1921)刊。雑誌「赤い鳥」や新聞などに掲載された童謡作品59編を収める。
おうむ‐の‐さかずき【鸚鵡の杯】
鸚鵡貝・阿古屋(あこや)貝など真珠光沢のある美しい貝でつくった杯。曲水の宴などで用いられる。おうむはい。
オウムひがいしゃ‐きゅうさいほう【オウム被害者救済法】
⇒オウム真理教犯罪被害者救済法
おうむ‐びょう【鸚鵡病】
オウム・ハトなど鳥類の伝染病。病原体はオウム病クラミジアで、人間にも感染し、発熱・頭痛・せき・血痰(けったん)などの症状を呈する。感染症予防法の4類感染症の一。
鸚鵡(おうむ)よく言(い)えども飛鳥(ひちょう)を離(はな)れず
《「礼記」曲礼上から》鸚鵡は人間の言葉をまねてうまく話すが、やはり鳥でしかない。口先ばかり達者で、実際の行動が伴わないことをいうたとえ。