おう‐おう【怏怏】
[ト・タル][文][形動タリ]心が満ち足りないさま。晴れ晴れしないさま。「—として楽しまず」「居常(いつも)—として不平を酒盃(さけ)に漏(も)らしつ」〈蘆花・不如帰〉
おう‐おう【嚶嚶】
[ト・タル][文][形動タリ]鳥の鳴き交わす声。「いかなる名鳥か—として」〈鏡花・湯島詣〉
おう‐おう【往往】
[副](多く「往往に」「往往にして」の形で)物事がしばしばあるさま。まま。「こういうことは—にしてあるものだ」
おうおうに‐して【往往にして】
[連語]「往往」に同じ。「そういった間違いは—あるものだ」
おう‐か【王化】
王者の仁徳により万民を感化し世の中をよくすること。君主の徳化。おうけ。「万民を—に浴させたい」〈藤村・夜明け前〉
おう‐か【王家】
⇒おうけ(王家)
おう‐か【応化】
[名](スル)時世や環境の変化に応じて変わること。適応。
おう‐か【欧化】
[名](スル)思想や風習などがヨーロッパ風になること。また、そうすること。
おう‐か【殃禍】
わざわい。災難。「豈(あに)水火を恐れ、—を憚(はばか)らんや」〈東海散士・佳人之奇遇〉
おう‐か【桜花】
桜の花。「—爛漫(らんまん)」《季 春》